名作邦画アクションおすすめランキングTOP10
名作邦画アクションおすすめランキングTOP10
1.影武者
![]() JAN: 4988104052223 販売元: 東宝 時間: 179 分 詳しく見る。 |
1980年4月26日・公開 監督 黒澤明 脚本 黒澤明・井手雅人 出演 仲代達矢、山崎努 萩原健一、根津甚八・他 撮影 斎藤孝雄、上田正治 撮影協力 中井朝一、宮川一夫 |
この映画だけはレベルが違いすぎますが、東宝だけでなくジョージ・ルーカスと
フランシス・フォード・コッポラ、20世紀フォックスもが共同出資している邦画の
予算やスケールを超えた作品で、個人的には黒澤作品で最大級スケールの映画は
七人の侍でも、乱でもなく、この「影武者」だと思います。
国宝の城を含む本物の城も使用していたり、助監督ですら黒澤組では御馴染の
世界のゴジラの監督本多猪四郎が入り、撮影協力に宮川一夫が入るなど
クレジットを見るだけで見まいがするスタッフ・キャストですが…
とにかく、馬と鎧の数と本物の迫力は、CGでなど歯が立たない迫力の画で
複数の馬を使ったアクションで、この映画を超えるのは…世界規模でも難しく
国内では、もう無理かもしれない程の大作です。
2.蘇る金狼
![]() JAN: 4988111113054 角川映画 THE BEST 時間: 131 分 詳しく見る。 |
1979年8月4日 監督 村川透 脚本 永原秀一 原作 大藪春彦 出演 松田優作、風吹ジュン 千葉真一、岸田森・他 |
松田優作主演の映画で、今からすると贅沢に2本立てで封切している作品ですが
部分的には、邦画だよね?と確認したくなるスケールと迫力と重厚感がある映画で
カーアクション、ガンアクションのアイディアや切れもですが、登場するクルマも
当時のスーパーカーが、変に普通に登場している不思議な画が成立しています。
ハードボイルドで、子供には見せられない映画ですが、若い世代で松田龍平・翔太世代
の方には、父・松田優作の凄さと面白さ雰囲気を解って貰えるアクション映画です。
3.GOEMON
![]() JAN: 4988135806703 時間: 128 分 詳しく見る。 |
2009年5月1日・公開 監督 紀里谷和明 脚本 紀里谷和明・瀧田哲郎 出演 江口洋介、大沢たかお 広末涼子、要潤・他 撮影 紀里谷和明(撮影監督) 田邉賢二 |
歴史上の人物名や背景を持ってますが、SFとも言えるような世界と画質の作品で
紀里谷和明カラ―とも言える、独特の映像世界で長編映画を製作しています。
日本のグリーンバックアクションでの殺陣・格闘を、初めて体験した俳優も多く
カメラワークも、上下左右以外にも立体的にイメージする力が必要で
逆に、カメラワークがアクションと重なる部分・%を思考し創る必要がある
デジタル時代のアクションの1つの形を示した映画です。
4.SP革命編
![]() JAN: 4988632502993 時間: 133 分 詳しく見る。 |
2011年3月12日・公開 監督 波多野貴文 脚本 金城一紀 製作 関口大輔、稲葉直人 中島久美子、古郡真也 出演 岡田准一、香川照之 真木よう子、堤真一・他 |
野望篇と、ある意味セットでテレビドラマSP警視庁警備部警護課第四係の
映画化でもある作品で、勿論テレビドラマから見てる方がベストですが
1本の映画としても成立させています。
この映画のアクションの面白いところは、俳優が武術を習うなどの効果も
ありますが「プレビジュアリゼーション」と言う事前にアニメで動きの
ラフを作成して見て貰うと言う、このタイプの実写のアクション映画では
珍しい手法を使用している事で、それだけ複数人のスペシャリストとしての
動きや角度、構えなどを徹底させていると言う事で、カメラも動きや範囲を
シッカリ捕えているアクション映画です。
その為に*ポストプロダクションはハリウッドのスタジオで行われ
サウンドデザインも、ルーカスフィルムの音響部門のスカイウォーカーサウンド
が担当した、玄人が気ずくような範囲にもお金を使った日本映画でもあります。
*撮影後の作業の総称。
また、国会議事堂が舞台と言う簡単にロケや撮影が出来ない場所なのでVFXも
使用されています。
5.嵐を呼ぶ男
![]() HDリマスター版 JAN: 4907953046306 時間: 100 分 詳しく見る。 |
1957年12月28日・公開 原作・監督 井上梅次 脚本 井上梅次、西島大 音楽 大森盛太郎 撮影 岩佐一泉 出演 北原三枝、石原裕次郎 岡田眞澄、金子信雄 |
日活と言えばアクションと言うくらい、小林旭、赤木圭一郎、和田浩二、渡哲也
高橋英樹などのスター俳優は、略アクションを演じて人気スターになっている程
映画会社=アクションのイメージが在る会社でした。
本来TOP10を年代など考慮せずに並べたら、8割が日活アクションになってしまう
かもしれませんので、石原裕次郎の代表作「嵐を呼ぶ男」を紹介しています。
1957年に約594万人が見て、主題歌も大ヒットした事からも代表作と言われ
1966年には渡哲也、1983年には近藤真彦がリメイクしています。
アクションの特徴としては、ハリウッド的なケンカアクションが多く
飴のビンや、ガラスが割れる画や音、血のりなどを活かす技術は逆に今は見る事が
殆どなくなり、日活程リアルじゃないモノしか見られず効果的にも使えて無いので
今、見ても学べるアクションや、アングル・撮影方法が沢山あります。
ちゃんと怪我をして、痛みや苦痛、我慢を演じている主役や、やられ役の方達の
演技は古い映画であっても褪せない名作です。
6.あずみ
![]() あずみ JAN: 4527427623828 時間: 142 分 詳しく見る。 |
2003年5月10日・公開 監督 北村龍平 脚本 水島力也、桐山勲 出演 上戸彩、小橋賢児 瑛太、オダギリジョー 小栗旬、原田芳雄・他 |
原作の大ヒット漫画の映画化ですが、簡単に実写化の許可は出ず
上戸彩のキャストと、VERSUS ヴァーサスの北村龍平監督でOKが出た作品で
忍者ですが刺客の要素が強く、古い忍者映画の要素は薄く時代劇的な
アクションにも出来ない微妙な背景があります。
撮影的には殺陣をCGでカバーしたり、上戸彩の表情にフォーカスして
撮る必要があり、あずみ越しで背後で敵が斬られたり、あずみの顔に血のりが
かかる部分が、アクションの中で重要なポイントになっていて
日本映画ぽくない時代劇のアクションで、新しいアクションの形の1つを
見る事が出来る作品です。
7.K-20怪人二十面相・伝
![]() [Blu-ray] JAN:4988021710657 時間: 137 分 詳しく見る。 |
2008年12月20日・公開 監督・脚本 佐藤嗣麻子 原案 江戸川乱歩 出演 金城武、松たか子 仲村トオル、要潤・他 |
この映画は1949年の日本なのですが、背景などヨーロッパぽい画の中で日本の
俳優が演ずる、少し変わった邦画です。
アクション的にも、刀を使うチャンバラや刑事などのガンアクションではなく
怪人二十面相と言う形とキャラクターを借りてますが、スパイダーマンと
ルパン三世をミックスしたような、ワイヤーワークとVFXを駆使していて
2008年の時点で、パルクールアクションも多用している作品です。
*パルクール・地形を活かして、走る・跳ぶ・登るなど移動アクション。
また、女性監督の佐藤嗣麻子も、篠原涼子主演のアンフェアの後ですが
金城武主演で怪人二十面相でアクションを撮ると言う事でも話題になった作品で
日本映画には少ない種類のアクション映画としても、興行収入は20億円のヒット
を記録しました。
8.どろろ
![]() どろろ JAN: 4582131186748 時間: 138 分 詳しく見る。 |
2007年1月27日・公開 監督 塩田明彦 脚本 NAKA雅MURA、塩田明彦 原作 手塚治虫 出演 妻夫木聡、柴咲コウ 瑛太、中井貴一・他 |
もちろん邦画ですが、ロケの半分がニュージーランドなので設定は
日本の室町~戦国ですけども、画的なスケールは壮大で邦画らしくない映画です。
アクションも、香港の程小東(チン・シウトン)をアクション監督に
日本的な刀のアクションも在るので、アクション指導に下村勇二を起用している
俳優以外がグローバルな新たな邦画アクションの映画です。
妻夫木聡演じる百鬼丸は、腕自体が刀と言う異色なアクションで、しかもVFXでの
獣との戦いは、予想できない動きの映像になっています。
9.忍びの国
![]() JAN: 4562474190046 時間: 125 分 詳しく見る。 |
2017年7月1日・公開 監督 中村義洋 原作・脚本 和田竜 撮影 相馬大輔 出演 大野智、石原さとみ 鈴木亮平、伊勢谷友介・他 |
忍者対侍と言う「伊賀」の話で、VFXなども使用している反面
アナログでのアクションも、俳優自ら演じてるアクション映画です。
300手に及ぶアクションが続く決闘を、1日約12時間、3日間連続で
撮影するなど、ヘビーな肉体アクションをCGやワイヤーが多い時代に
ここまで演じて、撮っている映画は…いまのところ他にありません。
映画全体でも織田軍は、戦国の殺陣に徹底して伊賀や忍び側には
様々な武術を入れるなど、エンターティメントとしてのアクションの
メリハリを着けていて、群集シーンも見どころですけども
大野智と鈴木亮平の決闘は、ド派手なアクションではなく手数と
タイミングが凄く、この決闘アクションだけでも観る価値がある作品です。
10.ビーバップハイスクール
![]() Blu-ray COLLECTION JAN: 4988101206384 6本セット ディスク枚数6 詳しく見る。 |
1985年12月14日・公開 監督 那須博之 脚本 那須真知子 原作 きうちかずひろ 撮影 森勝 出演 仲村トオル、清水宏次 中山美穂、宮崎ますみ |
学生不良映画アクションは近年も、人気若手俳優などで製作されますが
このビーバップハイスクールの打ち立てた金字塔を追うところが大きく
ビーバップハイスクールは、この種で全6作も続くシリーズになります。
大ヒット漫画の映画化で、出版社側からの要請でヒロインには
当時人気の中山美穂が起用された事で、主役の2人をデビュー作になる
仲村トオルと、映画デビューの清水宏次朗というフレシュなコンビを
使えた事で、漫画では大きなアクションは略無い作品ですが
映画化でのアクションには、アクション監督に高瀬将嗣を起用して
プロレス技や、実写で観客が見て危ないと思えるアクションを原作の
イメージを壊さずに入れた事で、出演者は過酷で、学生役は扱いも
よく無かった部分も、画面に出て居たようで不良映画としては
結果的には、ヒットし漫画も更に売れる人気になった作品で
今では作れない、生アクションや主演の初々しい姿が見られる作品です。