アリータ バトル・エンジェル【感想・レビュー】
アリータ バトル・エンジェル 原題 Alita: Battle Angel 監督 ロバート・ロドリゲス 製作 ジェームズ・キャメロン ジョン・ランドー 脚本 ジェームズ・キャメロン レータ・カログリディス 原作 木城ゆきと(銃夢) |
映画銀幕パークのジョージ・松田です。
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下の記事からはネタバレに成りますので注意してください。
今回の映画は
アリータ バトル・エンジェルです。
![]() 2枚組ブルーレイ&DVD 時間: 122 分 詳しく見る。 |
アリータは、原作が日本人の木城ゆきとさん
のマンガ「銃夢」である事や、製作が
ジェームズ・キャメロンなどでも話題に
なった作品です。
*『銃夢』は、集英社ビジネスジャンプで
1991年~1995年に連載されたSF漫画
また、この映画の技術は「アバター」で
使用した技術を進化させたサイマルカムで
製作していて、今までのCGとは異なる未来の
映画の形の1を観る事ができる作品です。
その為、アリータ役のローサ・サラザールは
映像としては出演していないのですが
アリータの表情や動きは、ローサ・サラザール
なので、映画を見るとしばらくはアリータに
違和感を感じながらSF設定で、補正して見て
認識していきますが、見終った後に
ローサ・サラザールを見ると、逆に驚く
不思議な違和感があります。
このような、実写(人間)とCGIを混合させた
作品と言うのも、今後は増えて行くと思われ
ますので、アニメとかCGとか、特撮などの
ジャンル分けが、ハイブリッド時代から
なくなっていくのかもしれません。
そんな技術で表現されたサイボーグ少女
アリータと、ヒューゴの恋愛感情が
複雑な背景と環境の中で、描かれた
愛と夢のストーリーです。
空中都市ザレム・アイアンシティ
地球と火星連邦共和国(URM)の間の戦争
ザ・フォールから300年の、地球最後の
空中都市ザレムと、ザレムから排出された
廃棄物が積み上がる地上のク鉄町
アイアンシティに世界は分断されている
と言うのが物語の舞台です。
詳細に設定はイメージしにくいので
背景などから、設定を…なんとなく理解
するしか無いような世界ですね(^^:
昔はザレム以外に、多くの空中都市が
存在しましたが、没落戦争が起き
他の空中都市は壊滅してしまいました。
300年前の少女サイボーグ
アイアンシティは機械を自分の体に
組み込んで、サイボーグ化している者も多く
イドは、サイボーグ専門の医師師で
ある日、クズ鉄の山から300年前の
少女サイボーグの頭・胸部を発見して
ラボに持ち帰ります。
イドは、ボディを結合して修復した
少女サイボーグは過去の記憶データを失って
いるようで、イドによってアリータと言う
名前が付けられ、暮らすようになります。
イドは、アリータを連れて街に出て
様々な事を教えます。
空中に浮かぶ巨大都市を見て驚くアリータ
から、ザレムのことすら記憶から消えている
のが解ります。
イドが店に入っている間、アリータが外で
子犬を可愛がっていると、ヒューゴと言う
少年に出会います。
ヒューゴは、イドの手伝いをしている
少年で、アリータも打ち解けます。
そこに来たセンチュリアンと呼ばれる
警備ロボットが、子犬を踏みつけそうに
なりますが、アリータがとっさに機敏な
動きで子犬を助けます。
ヒューゴは、アリータの動きに驚き
さらに仲良くなって行きます。
赤いマークの美女チレン
ある日アリータは街に出ると、額に赤い
マークのある美女とぶつかります。
その美女は、イドのラボに入って行きます。
額に赤いマークのある美女は、イドの元妻で
チレンという名前でした。
2人は昔ザレムで暮らしていて、娘が病気に
なり、家族ごと追放された過去が明らかに
なります。
娘の治療をし、サイボーグ用の医師として
働いていたイドたち夫婦に、恨みを持った
患者にイドが襲われてしまい、更に巻き込
まれ娘が殺されてしまった事が解ります。
チレンは娘の死が受け入れらなくて
イドの元を離れていきました。
その娘の名前が「アリータ」でした。
チレンは、娘アリータを生き返らせる方法が
何かあるはずだと、ザレムに戻ることを
模索しますけども…
イドは無理だとさとしますが…
チレンは耳をかさず出て行ってしまいます。
モータボールの表と裏
一方、アリータは、チョコレートなどに
興味を持ったりしながら
モーターボールを知り、夢中になって行きます。
ヒューゴは、ビルの上でアリータに
いつかザレムに行くんだと言う夢を語ります。
ですが、ヒューゴは仲間達と夜になると
サイボーグを襲って、部品を奪って稼ぐ
ブラックな面がありました。
しかも、そのお金の行き先はプロモータボール
を仕切っているベクターに流れていました。
ベクターは目標額になれば、ヒューゴを
ザレムに行けるようにしてやると約束をして
貢がせていたのです。
同じく、チレンまでもがザレムに行く為に
このベクターに仕えていました。
賞金稼ぎハンターウォーリアー
夜に女性サイボーグが殺害されて、機械を
盗んで行く事件が頻発し
アリータを案じたイドは、夜間外出禁止を
アリータに命じます。
でも、イドが深夜血を流して帰ってきたのを
アリータは目撃してしまい
毎晩、密かに出かけるイドが気になって
尾行すると、女性を尾行し…武器を振り
下ろそうとしたので、アリータはイドの
武器を掴み止めようとします。
しかし、その女性は変装していた一連の
事件の真犯人でした。
イドは、犯罪者を殺して治安を守る
賞金稼ぎハンターウォーリアーであることを
アリータは知りますけども
気づいた犯人が、2人に襲いかかって
きたので、イドはアリータを逃がそうと
しますけども、更に2組のサイボーグが
やってきて、挟み込まれてしまいます!
その時、アリータに過去の記憶がよぎり
99番という戦士で月で戦った記憶を共に
その戦士の武術で、犯人たちと戦います。
2人を倒しますけど、グリュシュカという
サイボーグ男は逃がしてしまいます。
イドはアリータの強さに驚きを隠せません。
火星の兵士と支配者ノヴァ
逃げたグリュシュカも、ベクターに仕えて
いて、アリータのことを報告すると
ベクターとチレンは、アリータは昔の
火星連邦共和国(URM)の兵士で、機甲術と
いう武術の達人だと解明します。
すると突然、ベクターの目が青く光り
別の口調で話し出します…
アイアンシティの裏社会を支配している
ノヴァがザレムから思念を送り、ベクター
の体を借りて喋りだします。
ノヴァはアリータを殺害し、使われている
テクノロジーを持ってくるようにチレンに
指示し、成功すればザレムに送ってやると
約束します。
火星連邦共和国(URM)の宇宙船
アリータは、イドからURMや機甲術のことを
教えてもらい、過去を知りたくなります。
そんなアリータは、ヒューゴらと一緒に
火星連邦共和国(URM)の宇宙船の残骸が
あるという湖に来ます。
アリータは、湖の中に飛び込み宇宙船の中で
女性型のボディを見つけ持ち帰ります。
イドが、そのボディを解析すると
バーサーカーという戦士のボディなのが
解り、アリータはボディを交換してとイドに
頼みますが、反対され…諦めます。
アリータはボディは諦めますが
ハンターキラーの協会に登録してしまいます。
ハンターキラー・アリータ
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ある日、ヒューゴとアリータは、歴戦の
賞金稼ぎが集まる酒場にやってきます。
しかし、パンという男にアリータが絡まれ
店中の大乱闘になりますが、イドがやって
きて沈静化したところに
扉を破って、凶暴になったグリュシュカが
入ってきます。
アリータが拾って以来ずっと可愛がっていた
子犬が前に飛び出すと、グリュシュカの爪が
子犬を切り裂いてしまいます。
怒ったアリータは子犬の血を目の下に塗りつけ
グリュシュカに立ち向かいます。
グリュシュカを追い地下へと飛び込んで行き
イドとヒューゴも、地下へ続きます。
地下でグリュシュカと戦うアリータでしたが
次々と繰り出される爪で、頭部と片手だけの
状態になってしまいます。
それでも、片手だけで飛んでグリュシュカの
目に腕を叩き込み、イドとヒューゴも攻撃を
加えたので、グリュシュカは引き上げます。
アリータ・バーサーカー
イドは、アリータにバーサーカーのボディを
結合します。
少し大人のサイズになり、指だけで逆立ち
出来るスーパーボディを手に入れます。
復活したアリータを抱きしめるヒューゴに
ボディがおかしくないか聴きますが
「誰よりも人間らしいよ」とアリータに
キスをします。
新しいボディにも慣れた、ある
アリータが、ヒューゴの部屋に訪れた時に
あと少しの金額でザレムに行けると話すと
アリータは自分の胸から心臓のメカを
取り出し「これを売ればかなりのお金になる」
と言います。
ヒューゴは、驚いて断りますが
間違った形なのかもしれませんけど
2人の想いや、夢を応援する気持ちを
不格好に描いた素敵なシーンです。
モーターボール参戦
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断られた、アリータはモーターボールで
優勝すれば賞金が手り、自分もザレムに
行ける権利が手に入ると、モーターボール
に「も」参戦することを決めます。
主催者のベクターはアリータが自分から
飛び込んできたので
試合中にアリータを殺し、ボディをもって
きたら賞金を渡すと出場者たちを買収します。
イドは、いつも以上に攻撃装備を身に
つけてる出場者を見て、アリータを
辞めさせようとしますが既に遅く、試合が
スタートしてしまいます。
アリータは、襲い掛かる出場者を続々と
かわして進みます。
一方、ヒューゴは仲間に裏で稼ぐ事を辞めると
伝えると反発され責められてしまいますが
ザパンがやってきて、仲間たちを倒してしまい。
ヒューゴが殺人を犯したと報告して
ヒューゴは賞金首対象になってしまいます。
アリータは、試合中盤で半数の敵を倒して
躍進していますが
逃げ廻るヒューゴから、アリータに無線で連絡が
入ります。
アリータは、すぐに試合会場を飛び出して
追っ手を撃退しながら、ヒューゴと合流します。
ザパン
アリータと合流したヒューゴの背後から
ザパンが現れ、ブレードでヒューゴを刺して
しまいます!
アリータは、絶え絶えのヒューゴを連れ建物に
入りますが、他のハンターキラーにも
賞金首のヒューゴを渡さないと、法律違反に
なると言われてしまいます。
涙を流すアリータに、ヒューゴはコレまでの
強奪行為を話ます。
そんなところに
アリータを尾行していきたチレンが、涙を流す
彼女を見て娘を思い出します。
ザパンが建物の中に入ろうとすると、アリータが
ヒューゴの首を持って出てきます。
ヒューゴはアリータの心臓とチューブで繋がり
実は、まだ生きています。。。
ザパンは、ヒューゴの首を渡せと迫りますが
他のハンターキラーの獲物を奪う違反行為を
犯した事になり、アリータは正当防衛として
ブレードをザパンから奪うと、ザパンの顔を
削ぎ落としました。
闇の支配者ノヴァ
アリータはイドのラボへ行き、ヒューゴの機械の
体を作って貰います。
イドは、ヒューゴの体が駄目になり処置した行為を
褒めますが、その処置をしたのはイドの元・妻の
チレンでした。
イドは、アリータに自分はかつてザレムの住人で
下に落ちた人間が戻れることは、もう無いと言う事
ヒューゴはベクターに騙されていて、その背後には
ノヴァという闇の支配者がいることを伝えます。
一方、チレンはベクターに、ザレムに行くつもりは
なくなり、手を引くと伝えると背後に影が現れます。
アリータの記憶
全てを知ったアリータが、ベクターの部屋に来て
ヒューゴを騙していたと責めるアリータに対して
「ザレムに(行ける)のは本当だ」と
アタッシュケースを開けて中を見せます。
その中に臓器ごとにバラバラにされたチレンの体が
入って居たのです。
つまり、臓器などをザレムのノヴァに送っていた
ので、ザレムに行ける事は、本当だと言うのです。
それを聴くと・・・
アリータは、URMの戦士としてザレムを破壊
しようとしていた記憶が戻り、体の傷が
みるみる再生して行きました。
アリータはブレードでグリュシュカを斬り捨て
ノヴァに姿を表せろと怒鳴り、ノヴァが
ベクターの体に宿った瞬間! ベクターを
刺殺します。
ですが…
ノヴァは「この体にも飽きたところだ。」
と笑います。
イドから、アリータにヒューゴが
どこかに行ったと知らせを受けます。
輸送パイプ
ヒューゴはザレムへの輸送パイプを
登っていました。
アリータも追い、ヒューゴを止めますが
ヒューゴはどうせ賞金首になるなら
ザレムを目指すと言います。
アリータはヒューゴを説得し、アイアンシティで
2人で暮らすことを決めた時に、ザレムから
見ていたノヴァは侵入者排除の装置を起動します。
回転する巨大な歯車が輸送パイプの上から降りて
来て、アリータはかわせましたが
ヒューゴは、歯車に巻き込まれ下半身を破壊され
落下するヒューゴの腕を、アリータが掴みます。
ですが、ヒューゴは腕も切れそうで…
アリータに「救ってくれてありがとう」と伝え
落ちてしまいます。
数ヶ月後
アリータはモーターボールを勝ち上がり
優勝をかけたチャンピオンリーグに
挑むところでした。
大歓声の中登場するアリータ。
ノヴァはザレムから、笑みを浮かべ
アリータを見ています。
アリータは空を見上げ、ブレードを空に(
ザレム)に突き上げます。
END
![]() KCデラックス コミックス 木城 ゆきと (著) 出版社: 講談社 詳しく見る。 |
■作品データ
アリータ バトル・エンジェル
公開・2019年2月22日
上映時間・122分
製作国・アメリカ