お薦め名画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

2021年10月21日

映画銀幕パークジョージ松田です。

今回の御薦め名画は
バック・トゥ・ザ・フューチャー」です。

今では…今でも、人気の映画
バック・トゥ・ザ・フューチャー
公開当時は、今の視点で見ると
かなり、おかしな対応と内容の映画でした。

35年後の未来でも、多くの人が知り
愛する作品の1985年に戻ってみましょう。

半年遅れの時間旅行

バック・トゥ・ザ・フューチャー
アメリカでは、1985年7月3日に公開で
日本では、半年も後の1985年12月7日の公開でした。

季節で言えば、の差がありました。

今での結果的な感覚で言えば
バック・トゥ・ザ・フューチャー
どうみても…略・同時期に公開される作品ですけども

映画の字幕や、吹替えなどの制度や
技術的な面もありますが・・・

監督ロバート・ゼメキスは、既に
ロマンシング・ストーン 秘宝の谷
前年に公開していましたけども

やや、インディジョーンズシリーズ
B級作品の監督と言うイメージが少し
ある程度の頃で、実績としては映画ファンにも
もう少しな存在で、おかたい年配の方には
知られてないくらいの監督でした。(^^:

なので
バック・トゥ・ザ・フューチャー
日本での前宣伝は、

ジョーズE.T
スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮

と言う、製作の名前の方が監督よりも大きく扱われました。

なので、この映画の評判は8月移行に
徐々に写真などで、伝わるものの
それ程、日本で凄く期待していた人は略居なかったと思います。

スピルバーグですら、この年の1985年
12月にアメリカで公開された監督作品
カラーパープルは、日本で公開されたのは
10ヵ月も先の1986年9月13日でした。

日本公開直前

くらいになると、海外の評判や内容も
紹介されるようになってきますが

バック・トゥ・ザ・フューチャーと言う
タイトルも、当時は違和感がかなりあり

CGが使われる特殊撮影には、約10年程
はやかったので、SFX映画と言われ
一般的な映画よりも、低く扱われる事も
不思議ではありませんでした。

逆に、アベンジャーズなどが普通に
扱われているのが不思議でもあります(^^:

タイムマシンも、過去に行くと言う内容に
関しても、日本では机の引き出しの奥に
あるドラえもんタイムマシンが在るので
クルマがタイムマシン?と言う情報や
写真などにも、少なからず抵抗があったような時代でした。

デロリアンというクルマは本当は存在し無い。

1/24 デロリアン フライングホイル
ダイキャストカー
ASIN: B07F6HNR7Y
詳しく見る。

アメリカ映画らしく、タイムマシン
クルマにした事は、やや机の引き出しの
抵抗感を乗り越えて、面白い!カッコイイ!と、言う評価に変って行くと

あのクルマは何? オリジナル?

などの関心が高まり、デロリアンと言う
名前で何故か日本には広まり、認識されてしまいます。

今では、映画ファンやクルマ好きでも
普通に「デロリアン」と言うようになっていますけども・・・

デロリアン」と言うクルマは実は在りません。

バック・トゥ・ザ・フューチャー
タイムマシンのベースに使用されたクルマは

「DMC-12」と言うクルマで

デロリアンは社名です。

トヨタホンダに行って

「トヨタ下さい。」と
言つても、トヨタというクルマはありません言うのと同じです。

ただ、日本でもポルシェなどは
911を見ても、「ポルシェだ」と言うように
ビートルを、見てワーゲンだと言うように
海外でも、一部のクルマを目の前に
したり、写真や映像を見て言うには
トヨタやホンダは、あまり言わないですが(^^:

スバルなどは、スバル車に対して
「スバルだっ!」と、日本のポルシェの
ように言う事はあるので

展示してある「DMC-12」の前で
デロリアンだ!」と言っても
通じますし、おかしく思われません。

その上、デロリアン社DMC-12
製造しただけで、発売したクルマの
性能などからキャンセルが続出して

社長のジョン・デロリアンがコカイン
所持容疑で逮捕され倒産しているので
デロリアン社のクルマは、それしか無い
言う悲劇的な理由としても、おかしくは無い表現ですが

クルマの名前は「DMC-12」です。

■驚きのラスト…嘘でしょ?

バック・トゥ・ザ・フューチャー
日本で公開されても、いきなり
待ちに待った観客が長蛇の列…とはなりませんで

徐々に、タイムマシンの違和感
他、乗り越え…なんか面白い
言う感じに、一般的には徐々に浸透して行く感じでした。

勿論、スピルバーグファン
飛びついて見に行ってましたが

共通して、当時の観客が驚いたのは
ラストの

TO BE CONTINUED…

でした。

意味は、勿論「つづく」でしたけども
まだ、チケットの事を「」と
言っていたような日本では

TO BE CONTINUED…???

何?どういう意味?となり

しかも、意味を理解しても
当時の映画「つづく」と言うラストを
見た事がなかったので、その形態
軽くショックを受ける人が多く居ました。

勿論、ヒット作で「続」が着いたり
「2」として公開される映画は
ありましたが、朝ドラでも無いのに

1本の映画のラストに、ドラマのように

「つづく」

って、出ちゃたよ?

て、言うか…何時まで待つの?

何時に続くの?と、軽いパニックに
なるくらいで

今のように、1本1本が続くシリーズと
異なる、アベンジャーズのような
シリーズ化で、予告まで流れてしまう
時代からすると、パ二くるのなんて想像出来ないかもですが…(^^:

その「つづき」が保証されている感じがしない時代でした。

■まとめ

バック トゥ ザ フューチャー
マーティ 光る スニーカー

ASIN: B07C2W2Q52
詳しく見る。

アナログ特撮のフィルム時代の作品
ですが、今でも充分楽しめる映画
公開のズレ(半年)があるように

まだまだ、日本海外・アメリカとの
いろいろな距離感が在った時代の映画でした。

この映画の中に、トヨタのハイラックス
ピツクアップトラックが、主役のマーティ
が憧れる車として登場するのも

当時の日本では、トヨタの車が人気なの?
若い男性がトラックなんかに憧れてるの?

また、その両方がハリウッドの映画
後の方に映るのではなく、メイン
扱われている事に、トリプルパンチ
衝撃を受けた人も多かった時代でした。

映画の中の現代(1985)のマーティ
デニムジャケットの上に、ダウンベスト
着ているなども、日本には未来の姿でした。

スポーツカー以外のクルマに、若者が
憧れるようになる未来も、1985年時には
かなりのがあった映画なので

未見の方は勿論、少し懐かしい方にも
もう1度、いろいろな発見や見方が出来る
名画なので、是非見て貰いたい作品です。

バック・トゥ・ザ・
フューチャー [Blu-ray]

JAN 4988102053994
時間 116 分
詳しく見る。

■作品データ

監督 ロバート・ゼメキス
脚本 ロバート・ゼメキス
ボブ・ゲイル
製作 ボブ・ゲイル
ニール・カントン

製作総指揮 
スティーヴン・スピルバーグ
キャスリーン・ケネディ
フランク・マーシャル

音楽 アラン・シルヴェストリ

主題歌 ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
『The Power of Love』
撮影 ディーン・カンディ
編集 ハリー・ケラミダス
アーサー・シュミット

配給
アメリカ合衆国 ユニバーサルスタジオ
世界の旗 UIP

公開
アメリカ合衆国 1985年7月3日
日本 1985年12月7日

上映時間 116分

製作国 アメリカ合衆国
製作費 $19,000,000

興行収入
アメリカ合衆国$210,609,762
世界$381,109,762
日本60億9000万円

■キャスト

マーティ・マクフライ マイケル・J・フォックス
エメット・ブラウン博士(ドク) クリストファー・ロイド

ビフ・タネン トーマス・F・ウィルソン
ロレイン・ベインズ・マクフライ リー・トンプソン
ジョージ・マクフライ クリスピン・グローヴァー

ジェニファー・パーカー クラウディア・ウェルズ
ジェラルド・ストリックランド ジェームズ・トールカン
リンダ・マクフライ ウェンディ・ジョー・スパーバー
デイヴィッド・マクフライ マーク・マクルーア
スキンヘッド  J・J・コーエン

マッチ ビリー・ゼイン
ゴールディー・ウィルソン ドナルド・フュリラブ
ルー ノーマン・アルデン

サム・ベインズ ジョージ・ディセンゾ
ステラ・ベインズ フランシス・リー・マッケイン
マーヴィン・ベリー ハリー・ウォーターズ・Jr
オーティス・ピーボディ ウィル・ヘア




名画

Posted by J.MAZDA