お薦め名画「バス停留所」

2021年10月20日

映画銀幕パークジョージ松田です。

今回の御薦め名画は「バス停留所」です。


説明する必要も無い程に有名な女優
マリリン・モンロー主演の映画です。

マリリン・モンローと言うと
「七年目の浮気」地下鉄の通風口
スカートがUPするシーンや
「お熱いのがお好き」「紳士は金髪がお好き」
などが、有名でだと思います。

ただ、モンローは今でも有名な女優で
すけども、当時オードリー・ヘップバーン
らと比較される中で、約13年29本
映画の中で、には略恵まれずに

セックスシンボルとして、ビジュアル
だけと評される事も多く、そこからの
脱出願望や不安との葛藤が、彼女の命を
短くした要因の1つと言われます。

その短い女優人生の中で、彼女の演技に
初めてゴールデングローブ賞、主演女優賞
ミュージカル・コメディ部門にノミネート
されたのが、この「バス停留所」です。

この作品は、モンローが全身全霊で挑んだ
作品で、ある意味マリリン・モンロー
本当の女優マリリン・モンローになった作品で

本当に凄い俳優(アーティスト)が見せる
勝負に出る1本と言うのが、明確に残る
場合がありますが
日本だと、製作を中断して挑んだ
ブルース・リー燃えよドラゴンなどが
まさに有名で、あの1本でリーの世界的な
評価も、過去の作品の価値も全て変わる1本だったように

実は、モンローが大きく変わった1本は
有名な代表作では無く「バス停留所」です。

この「バス停留所」で1957年に初めて
ゴールデングローブ賞にノミネートされ
その3年後に、1960年に「お熱いのがお好き
で、 主演女優賞を受賞します。

ただ、モンローの大きな賞の受賞歴
この2本だけで、他界してしまいます。

「七年目の浮気」のスカートUPも
いいですけども(^^:
本当の女優マリリン・モンローを見るには
是非、見て欲しい1本です。

作品内容は、ある意味ラブストーリー
コメディにジャンルされますけども・・・
バカバカしい程に一途な男性の想いの話で

ロデオ選手権に出る21歳青年ボー
バーで唄う歌手モンロー演じるシェリー
の出会いから、一目ぼれからプロポーズ
していく中で、バスが移動のキーになる展開で

ダスティホフマンの卒業の逆バージョンの
ように、そんなことある?と言うような
男女の結婚に関する急展開と、心情の変化を
脚本のジョージ・アクセルロッドが見事に
描き、モンローが体当たりで繊細な心の変化
を演じきってる作品ですので

マリリン・モンローを知って居るのに
見た事が無い方は、是非見て欲しい1本です。

バス停留所 [Blu-ray]
JAN: 4988142300119
時間: 95 分
詳しく見る。

■作品データ

監督 ジョシュア・ローガン
脚本 ジョージ・アクセルロッド
原作 ウィリアム・インジ
製作 バディ・アドラー

音楽 ケン・ダービー
シリル・J・モックリッジ
アルフレッド・ニューマン

撮影 ミルトン・クラスナー
編集 ウィリアム・H・レイノルズ
製作会社 20世紀フォックス
配給 20世紀フォックス

公開
アメリカ合衆 1956年8月31日
日本 1956年11月21日

上映時間 96分

製作国 アメリカ合衆国

■キャスト

シェリー・ マリリン・モンロー
ボー・デッカー ドン・マレー
ヴァージル・ブレッシング アーサー・オコンネル
グレース ベティ・フィールド
ヴェラ アイリーン・ヘッカート
カール ロバート・ブレイ
エルマ・ダックワース ホープ・ラング・他



名画

Posted by J.MAZDA