お薦め名画「グーニーズ」

2021年10月21日

映画銀幕パークジョージ松田です。

今回の御薦め名画は

グーニーズ」です。

グーニーズは、名画と言うよりも
「迷画」と言いたくなるくらい
子供達が、迷路にほんろうされる
インディージョーンズのような要素と

少年達の冒険や友情、団結を描いた娯楽映画です。

■スピルバーグ作品の

グーニーズ1985年の映画なので
まだ、での公開が在る頃で

アメリカ1985年6月7日
日本では、約半年遅れの1985年12月7日の公開でした。

このの為に、前後のスピルバーグ作品
の公開順が、微妙なザワつきを産みました。

その作品とは、カラーパープル
アメリカ1985年12月16日 
日本1986年9月13日

と、日本ではグーニーズを見る時期に
カラーパープルを見ていて

ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎
も、アメリカ1985年12月4日公開
なので、略同時期に公開され見ています。

つまり、アメリカではグーニーズから
半年後に、ヤング・シャーロック
カラーパープルの3本を約半年で見れて

日本では、グーニーズから3ヵ月後に
ヤング・シャーロック、そこから半年後に
カラーパープルと言う感じでした。

なので、グーニーズと、ヤング・シャーロック
を、日本では直ぐに見てしまっていて
内容以上に重なるイメージ・記憶
なって薄まってる方が多い感じです。

アカデミー賞に挑んだ、カラーパープル
の海外評価も、必要以上に賛否入って来て
しまい、あまりベストな公開「差」のズレではありませんでした。

■片目のウィリーの宝船

グーニーズは、メインの子供達は
半分素人のような子達と監督が言うように

芝居に関しては、あまり期待出来ません(^^:

その証として、吹き替えだと解りませんが
子供達は、台詞の中で役名を呼ぶのが
当たり前ですけども、実名(芸名)
呼ぶ場面が幾つか在る程です。

ですが、スピルバーグのこの頃の
子供を撮らせたらNO.1と言われるくらい
特にE.T以後は、子役の撮り方には定評がありました。

なので、名前NGにしなかったのは
よく言えば、カメラが廻って無い時と
同じ仲間意識のままの良い表情や動きを
しているからで、普通に考えたら
NGになる前に、俳優が気ずいて撮り直し
御願いするくらい、俳優としては
俳優生命が危ないくらいのNGですけども

そのNGに気ずかないで、芝居を続ける
くらい、子供達は良い意味で入り込んで居るとも言えます。

また、その事からも宝船の巨大セット
実は、子供達が発見するまで1度
スタッフは見せずに、初めて巨大な
宝船を見つける、リアルなリアクション撮影しています。

またラストの家族も、実の家族
出てきて貰っています。

俳優として良いかどうかは別にして
このNGな名前までも活かした
子供達の活き活きした姿や、リアクション
グーニーズの核になっているのは確かです。

■ミニ・インディーショーンズの本物

グーニーズに出て来る迷路や
いろいろな仕掛け・罠などは
やはり、キー・ホイ・クァン
メインキャストに居る事もあり
インディジョーンズと重ねて見えてしまいます。

もちろん、それは製作サイド
解かって意図的に撮影していますので
遊んでるな~と、観客が楽しめる発見が沢山あります。

中でも、フラッテリー家の長男ジェイク
脱獄シーンからかぶっている帽子
インディーショーンズで実際に
ハリソン・フォードが、被って居た
帽子を使用して撮影しています。

もちろん、両作ともにスピルバーグ
なので、可能な事ですけども
本物でなくても、似てる帽子でいいのでは?
と、すら思いますが・・・

これも、見ても直ぐには解らない遊び
観客へのサービスですので
見る時に意識してみてください。

■見えないシンディ・ローパー

この作品では、子供達には生の
リアクションを要求していた
のですが・・・芝居している場面が

実は、でシンディ・ローパーのシーンです。

子供達がテレビで、シンディ・ローパー
歌うのを見ますけども、この撮影の時には
まだ、シンディ・ローパー

The Goonies ‘R’ Good Enough
(グーニーズはグッド・イナフ)

の映像が出来て無くて、子供達は
見えないシンディ・ローパーを見ながら芝居しています。

子供達が「そのテレビ画面の映像」を
実際に見たのは、撮影から半年後だったそうです。

The Goonies ‘R’ Good Enough
イメージソングなのですが

当時のシンディ・ローパー
爆発的なインパクトからも
グーニーズと言えば、シンディ・ローパー
言うくらいの方も多く

下手すると、映像よりも彼女
歌声の方が耳に残って居ると言う
方が多い程に、凄いプロモーション効果で

ゲーム化されても、メインの
として使用されています。

■グーニーズに加わったレイダーズ

後半でグーニーズに加わったフラッテリー
の末弟スロースは、NFLレイダーズ
ラインマンとして活躍した元選手でした。

その為に、飛び抜けた体格なのに
動ける役を熟しています。

ジョン・マトゥザックは、この
スロース特殊メイクに、毎回
5時間かけて撮影に挑むくらい
タフな作業も、NFLの選手だから
こそ、当時の特殊メイクに毎回
耐える事が出来たのだと思います。

ですが、そんな強い彼も公開から
4年後の1989年心不全他界してしまいます。

■まとめ

このグーニーズは、日本でも
公開前から話題になり、雑誌や
テレビなどにも、やはりスピルバーグの名で宣伝がうたれました。

勿論、監督リチャード・ドナー
なので、演出リチャード・ドナー
が、基本的にはしていますけども

幾つかの場面は、スピルバーグ
子供達を演出していたそうで
特に願いの井戸の場面は、スピルバーグ
が、かなり拘って演出したそうです。

この映画は、子供達の生のリアクション
と、共に観客も冒険を体験して
楽しむ娯楽作品ですが、所々大人
考えさせられたり、懐かしく思える
感動的な場面や、もあるので

是非、未見の方や当時見てから
見返した事が無い方も、今、見ると
新たな発見や感動があると思いますので
是非、見てみてください。

グーニーズ [Blu-ray]
JAN: 4988135806482
時間: 114 分
詳しく見る。

■作品データ

監督 リチャード・ドナー
脚本 クリス・コロンバス
製作 リチャード・ドナー
ハーヴィー・バーンハード

製作総指揮
スティーヴン・スピルバーグ
フランク・マーシャル
キャスリーン・ケネディ

音楽 デイヴ・グルーシン

主題歌 シンディ・ローパー
The Goonies ‘R’ Good Enough(グーニーズはグッドイナフ)

撮影 ニック・マクリーン
編集 マイケル・カーン
製作会社 アンブリン・エンターテインメント
配給 ワーナー・ブラザース

公開
アメリカ合衆国 1985年6月7日
日本の旗 1985年12月7日
上映時間 114分

製作国 アメリカ合衆国

製作費 $19,000,000
興行収入アメリカ合衆国 $61,389,680
配給収入日本 19億2900万円

■キャスト

マイケル・ウォルシュ(マイキー) ショーン・アスティン
クラーク・デヴリュー(マウス) コリー・フェルドマン
ローレンス・コーエン(チャンク) ジェフ・コーエン
リッキー・ワン(データ) キー・ホイ・クァン
ブランドン・ウォルシュ(ブランド) ジョシュ・ブローリン
アンドレア・カーマイケル(アンディ) ケリー・グリーン
ステファニー・スタインブレンナー(ステフ) マーサ・プリンプトン

フラッテリー・ママ アン・ラムジー
ジェイク・フラッテリー ロバート・デヴィ
フランシス・フラッテリー ジョー・パントリアーノ
ロトニー・フラッテリー(スロース) ジョン・マトゥザック
ハリエット・ウォルシュ メアリー・エレン・トレイナー
アーヴィング・ウォルシュ キース・ウォーカー
ロザリータ ルーペ・オンティヴェロス
トロイ・パーキンス スティーブ・アンティン
エルギン・パーキンス カーティス・ハンソン




名画

Posted by J.MAZDA