お薦め名画「ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀」

2021年10月4日

映画銀幕パークジョージ松田です。

今回の御薦め名画は
ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀」です。

ハワード・ザ・ダックは、ズスターウォ―ズ
ジョージ・ルーカスが製作した映画なのに…

名画というよりは、迷画と言う方が
いいくらい、マイナス評価しかありません。

確かに、今回見直してみても・・・
面白いかと言えば、面白くはありません(^^:

ただ、 1986年時期に、ルーカス
やろうとしていた事と言うのは
製作サイドから見ればわかる事が多く

それは、今後や~今の映画に大きく
貢献している一点に置いては迷画
ではなく、名画ですので、その辺りを
当時の様子も交えて書いて見たいと思います。

■失敗は成功の元

ハワード・ザ・ダックは、殆ど日本では知られて
いなくて…、=イコールこの映画と言う感じですが

Howard the Duckは、アメリカマーベル
コミックスのキャラクターです。

作家のスティーブガーバーとアーティストの
ヴァルメヤリックによって1973年に産みだされました。

ただ、一見すると、ドナルドダック
見える画が、幾つか存在する事から
訴訟になっていますが、似てはいますが
異なる%が多い事からも、マーベル勝訴しています。

ハワード・ザ・ダック日本で知られないのは
ハワードストーリーは、基本的
社会風刺で、メディアを越えたフィクションの
パロディーだからです。

その頃に、アメリカで流行っている映画
ゲームテレビなどに扮したり、社会ネタ
軸になっているコミックで、これは日本
まんが(MANGA)は、雑誌から単行本
なって残る文化なのに対して、アメコミ
リリースされた、コミックスが全てなので
「時期」が、1つだから成立するので

日本だと、新聞などの1コマ~4コマ漫画
昨日~近々起きた事件や、話題の人物を
まんがにしている感じです。

ハワード・ザ・ダックは、その為?別名
サタンの息子、アヒルのレナード、人間のハワード
アイアンダック、エージェントダック、シニカルダック
などとも言われたり書かれます。

少し違いますが…日本だとキティちゃん
ガンダムなど他のキャラとコラボしたり
地方の名産や有名人歴史的な人物との
コラボの中で、受けるキャラで最高!と言われる
「状態」なのが、ハワード・ザ・ダック
別名てきな呼び方を産んでいます。

*サザエボン的な感じでしょうか?(^^:
*サザエさんと、バカボン(のパパ)のミックスキャラ

そういう個性のキャラなので、日本では
認識も薄く、失敗し…うけないのも当たり前なんです。

ただ1つ、この世界規模の映画化
ルーカスが、この時期に成功させたのは

マーベルコミックのキャラの実写化です。

CGが無い時代に、マーベルコミック
キャラをアニメでは無く、実写化して
1本の映画として贈り出した事は、大事な1歩で

後のアイアンマンや、スパイダーマン
アベンジャーズの実写化に繋がります。

■アマログ時代の共演

ハワード・ザ・ダックのクレジットは

エド・ゲイルと、チップ・ジーン(声の出演)

ここまでは、解ります。
ですが・・・まだ続きます。

ティモシー・ローズ
スティーヴ・スリープ
ピーター・ベアード
メアリー・ウェルズ
リサ・スターズ
ジョーダン・プレンティス

8名の名前が、ハワード・ザ・ダック
クレジットされます。

CGだったら、動きと声の2人ですが
この時代には、目やクチを*ワイヤー
ラジコンなどで動かしたりと
各部分を担当する人が必要でした。*自転車のブレーキ的システム。

相手の人間の俳優と会話したり、芝居
するのにも、画的には1対1の2人?の
カットでも、実際は1対8での呼吸を
合わせてないと、成立しないカットと言う事に成ります。

公開年の1986年は、まだ1993年に登場する
ジュラシック・パークCG技術が無く
製作的には、10年近く前ですから

ルーカスは、スターウォーズ続編
登場する異形なキャラなどの為にも
1本*製作費を使う中で、1982年に公開
されたE.Tよりも、人間が共演できる
パペットの技術進化。向上を試みたと思います。
*当時で30億以上。

その痕跡は、スター・ウォーズ エピソード1
ファントム・メナスから登場する

クチバシを持つ、ドジで不器用で時に
大規模な事故を何度も引き起こす
ジャー・ジャー・ビンクスに見られます。

ですが、このジャー・ジャー・ビンクス
日本では、逆に大人気では無いですが
人気があるキャラになっていますけども

アメリカでは、かなりの批判的な人気の
なさで、2000年の第20回ラジー賞では
最低助演男優賞受賞し、映画史上もっとも
不愉快なキャラクター1位に選ばれると言う

ハワード・ザ・ダックマイナス要素
CGなのに継承してしまいます。

ジャー・ジャーの不人気も、日本人には
解かり難く、発音や態度が黒人など特定の人を
嘲笑的に扱った過去を連想させると言う
理由が多く、それも本来は…

ハワード・ザ・ダックが、プラス要素
使う、日本の芸人で言う時事ネタ的
部分でしたが、曲がって継承されてしまい
ジャー・ジャーは、EP2、EP3へと
その出番の削られてしまう結果になってしまいました。

ただ、ジャー・ジャーの認識
アメリカ国外、特に日本では大きく
異なりますし、またハワード・ザ・ダック
コミックの人気も、日本では理解し難い
存在なのが、クロスしてしまいました。

■原作コミックと映画

ドナルド・ダックも、ミッキーよりも
良い子ではなく、アメリカではミッキー
よりも人気ですが

ハワード・ザ・ダックは、更に悪く
特に、日本に言えばクチが悪く
日本には居ない類のキャラかもしれません。

日本だと、せいぜいクレヨンしんちやん
とか、フナッシーくらいだろうか?
ドラゴンボール孫悟空は、ただ言葉使いを
知らないで育っただけで、毒舌ではなく

基本的に、行儀が良い日本人には
毒舌キャラ人気を得るのは、難しい
土壌があると思います。

爆笑問題が、突っ込みでフォローする
ように
毒蝮三太夫のような、芸人やタレントが
他には居ない事でも解ります。

ハワード・ザ・ダックは、それをコミック
キャラで、人間でも無いキャラの言う事
という事で、面白くした微妙なライン
キャラクターでした。

その為に、映画ハワード・ザ・ダック
IMDbのワースト100作品に含まれ
最低の映画を選ぶゴールデンラズベリー賞
でも最低作品賞・最低脚本賞・最低視覚効果賞
最低新人俳優賞と、アヒルに関連した
6人は、このマイナスの4部門を受賞してしまいます。

それは、あまりに原作の「彼」と異なった
事からの批評でした。

■まとめ

ハワード・ザ・ダック自体の人気は別で
マーベルコミック実写映画への道を
開いた、彼はアベンジャーズ・エンドゲーム
中でも、銃器を携えてラヴェジャーズ
アベンジャーズに加勢して、地球の為
戦っている姿が描かれています。

また、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
シリーズの中にも、度々、酒を飲んだり
毒舌を吐いて登場していますので
是非、気ずいていない方は探してみてください。

1986年12月ハワード・ザ・ダック公開前後は
11月15日に、伊豆大島三原山が噴火して
連日大きなニュースと話題になり

公開直後には、ビートたけしフライデー
事件が、ワイドショーや話題になると言う
映画も、年明けまで…あまり関心が行かない
ような時代で、年末年始トップガン
全て、持っていかれるくらいの大ヒット
なった中で、7億7000万円収益なので
商業映画としては、それなりにヒットとか
大ヒットと言える結果なのですが・・・

日本でも、この映画は良くは語られない
いろいろ迷いのあった名画でした。

ただ、ルーカスが試みたアナログ時代
コミックキャラを動かす、実写映画での
俳優との芝居は、未見の方CGとの共演
今後も増えるので、見て置くといいかと思います。

ハワード・ザ・ダック 暗黒魔王の陰謀
[Blu-ray]
ASIN : B088KMQDRF
詳しく見る。

 

■作品データ

監督 ウィラード・ハイク

脚本
ウィラード・ハイク
グロリア・カッツ

原作
スティーヴ・ガーバー
バル・メイエリック

製作 グロリア・カッツ
製作総指揮 ジョージ・ルーカス

音楽 ジョン・バリー
撮影 リチャード・H・クライン

編集
マイケル・チャンドラー
シドニー・ウォリンスキー

製作会社 ルーカスフィルム
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
公開
アメリカ合衆国 1986年8月1日
日本の旗 1986年12月6日

上映時間 110分

製作国 アメリカ合衆国

製作費 $30,000,000
興行収入$16,295,774[1] アメリカ合衆国カナダ

$37,962,774 世界
配給収入 7億7000万円[2] 日本

■キャスト

ハワード・T・ダック   演技・エド・ゲイル  声・チップ・ジーン

ティモシー・ローズ
スティーヴ・スリープ
ピーター・ベアード
メアリー・ウェルズ
リサ・スターズ
ジョーダン・プレンティス

ビバリー・スウィツラー リー・トンプソン
ウォルター・ジェニングス博士 ジェフリー・ジョーンズ
フィル・ブランバート ティム・ロビンス
ウェルカー警部補 ポール・ギルフォイル

ロネット(チェリーボム) リズ・セイガル
カル(チェリーボム) ドミニク・ダヴァロス
K.C.(チェリーボム) ホリー・ロビンソン
ジンジャー・モス トミー・スワードロー
リッチー リチャード・エドソン
カーター  マイルズ・チャピン
ナレーション リチャード・カイリー

 

名画

Posted by J.MAZDA