お薦め名画「インデペンデンス・デイ 」
映画銀幕パークのジョージ松田です。
今回の御薦め名画は
インデペンデンス・デイ
です。
1996年の7月は、アメリカの独立記念日と
アトランタオリンピックが開催された年で
公開をぶつけてきています。
日本は年末の12月の公開になってしまい
ましたが、アメリカのヒットが伝わり
長い半年だった映画ファンが多かった
公開でした。
その辺りのズレや、1996年時の様子を
交えて書いて見たいと思います。
■ID4
この頃の日本は、略アメリカの独立記念日を
意識する人は少なく、今でも…あまり話題に
なる事はありませんので
「ID4」
なんて言う文字を見ても「???」と言う
人が大半でした。
インデペンデンス・デイと言う言葉も
初めて聴いたと言う方も多かったと思います。
まだ、ハロウィンさえ知らない人が多く
今のように、ハロウィングッズなどが
出回ることなど、まだまだ無かった時代です。
Independence Day は、独立記念日と
言う意味です。
つまり「ID4」は独立記念日7月4日の事です。
この映画は、タイトルも成功していて
本来1996年7月3日の公開予定でしたが
*深夜0:00に公開される事が多い。
前評判が高く、話題が沸騰してしまい
7月2日の深夜に公開してしまう程の人気に
なりました。
予定としては「失敗」かもですが?
早く見たい観客の声が大きく、このズレは
成功した予定外のズレでした。
日本では半年待ちになり、話題が大きく
なった事から、公開前には雑誌の特集や
テレビ番組でも、インデペンデンス・デイ
の特別番組が放送されました。
■デジアナ
1996年頃は、まだまだ時間と予算が
掛かるもののCGが、使われ始めた頃で
日本でも、少しはCMや特撮モノなどに
使用され始めた頃でした
その為、まだ現在のように気軽に
思いのままに、画的にもCGが使える状況
ではなかった事から、ミニチュア模型も
多様しています。
ですが、今見ると確実にCGでやると
思えるシーンだったりするので
変った感じと意味で、ミニチュアに
見えないというか?思えないと言うか
思わない脳に、25年も経つとなるのかも
しれません。
両方使用していると、ミニチュアと
解かるとこもありますが、あれ?
どっちだろ?と、解らないカットも
多く、不思議なデジアナSF映画を
見る事が出来ます。
■最高で最低
インデペンデンス・デイは、特殊効果
で、アカデミー賞、視覚効果賞を受賞し
興行的にも大成功な作品で、普通なら
素晴らしいSF映画として評価されて
終わりです。
ですが、不思議な事にワースト的な賞
として御馴染の第17回ゴールデン
ラズベリー賞でも、最低脚本賞に
ノミネートされます。
宇宙戦争をベースにしている部分が
大きいの読めてすまうとか、オチ?が
解かってしまうと言うような意味で
批判されてしまいます。
この部分は、SFコメディ・パロディの
マーズ・アタック!でディスられ
いじられてしまいます。
それだけ凄い画が作れるんだからと
言う意味があるので、最高でいて
最低な部分もあるヒット作品です。
■まとめ
1996年の日本公開前月には、日本は
「たまごっち」が発売され、空前絶後の
携帯ゲーム機ブームが巻き起りかけて
いました。
クリスマス、正月に向けて、品不足から
大ブームを展開していきますけども
インデペンデンス・デイも、ゲーム
業界がスルーするはずもなく
PlayStationや、セガサターンで
映画を元に製作されます。
勿論、まだゲームの映像も、現在の技術と
比較してしまうと、ビジュアルや動き
などは、劣るのですが、コレらが無いと
今のゲーム映像の進化も無かったんだなと
感じます。
90年代に、CGを使う事はリスクも大きく
失敗したケースも多々ありますが
商業映画(映像)で、プラスにしてくれた
作品の御蔭で、その後の夢のような
信じられない映像が見られるようになって
いる事は確かなので、未見の方は勿論
25年見て無い方も、是非もう1度見て観てください。
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■作品データ
監督 ローランド・エメリッヒ
脚本
ディーン・デヴリン
ローランド・エメリッヒ製作 ディーン・デヴリン
製作総指揮
ローランド・エメリッヒ
ウテ・エメリッヒ
ウィリアム・フェイ音楽 デヴィッド・アーノルド
撮影 カール・ウォルター・リンデンローブ
編集 デヴィッド・ブレナー
製作会社 セントロポリス・エンターテインメント
配給 20世紀フォックス公開
アメリカ合衆国 1996年7月2日
日本 1996年12月7日上映時間 145分
154分(エクステンデッド版=特別版)
製作国 アメリカ合衆国
製作費 $75,000,000
興行収入 $817,400,891
配給収入日本 66億5000万円
■キャスト
スティーブン・ヒラー大尉 ウィル・スミス
トーマス・ホイットモア大統領 ビル・プルマン
デイヴィッド・レヴィンソン ジェフ・ゴールドブラム
マリリン・ホイットモア メアリー・マクドネル
ジュリアス・レヴィンソン ジャド・ハーシュ
ウィリアム・グレイ将軍 ロバート・ロッジア
ラッセル・ケイス ランディ・クエイド
コンスタンス・スパノ補佐官 マーガレット・コリン
アルバート・ニムジッキ国防長官 ジェームズ・レブホーン
マーティ・ギルバート ハーヴェイ・ファイアスタイン
ミッチェル少佐 アダム・ボールドウィン
ブラキッシュ・オークン博士 ブレント・スパイナー
ミゲル・ケイス ジェームズ・デュヴァル
ジャスミン・ダブロウ ヴィヴィカ・A・フォックス
アリシア・ケイス リサ・ジェイカブ
ディラン・ダブロウ ロス・バグレー くまいもとこ
パトリシア・ホイットモア メイ・ホイットマン
ワトソン大尉 ビル・スミトロヴィッチ
ティファニー カースティン・ウォーレン
ジミー・ワイルダー大尉 ハリー・コニック・Jr
トロイ ジュゼッペ・アンドリュース
ドクター・アイザック ジョン・ストーレー
テディ フランク・ノバック
オークン博士の助手 リーランド・オーサー
大統領補佐官 マイロン・E・ウィリス
ロス・レイシー
アレックス デヴィッド・プレスマン
指揮官 ダン・ラウリア
SETI技術者 ジェームズ・ウォン
トム・バリー
ジャナ・マリー・ハップ
グレン・パーネス ロバート・パイン
牧師 ランス・ハワード
青年 アンドリュー・キーガン
本人 エレノア・クリフト