お薦め名画「インターステラ―」

2021年7月30日

映画銀幕パークジョージ松田です。

今回の御薦め名画は

インターステラ―

です。

ンターステラーは、2014年に公開された
リアルSF作品の映画です。

リアルと、言うのは…
フォースや、ライトセイバーも無く
エイリアンや、E.T、も宇宙怪獣
出てこない、現在の延長にあるかのような
未来を描いたSF作品で、現時点では
リアルに思えるSF映画です。

50年後に、ワープが出来るように
なって、火星まで2日で行けるように
なるかもしれませんが?(^^:

そんなエイリアンも出ないリアルSF映画
世界で、677,463,813ドル
日本でも、12億6500万円を稼ぐヒット作品になり

第87回アカデミー賞でも、5部門
ノミネートされる、映画としての評価も
高い作品になりました。

このリアルSF映画を、当時の2014年
様子を交えて書いて見たいと思います。

■スティーヴン・スピルバーグの離脱

インターステラ―が公開される少し前に
日本赤崎勇・天野浩・中村修二氏の3人が
ノーベル物理学賞を、青色発光ダイオード
受賞し大きなニュースとして報じられました。

7年後2021年には、既に民間企業宇宙
進出しはじめていますが、この映画では
まだNASAが主で、別の銀河に人類の新天地を
探すプロジェクト・ラザロ計画を遂行している
近未来の話で、基本的にはコールドスリープ
航法で、一部ワームホールを発見している
箇所があると言う設定です。

なので、好きな場所にワープしたり
ハイパードライブする事は出来ません。

このリアルSF映画は、コンタクト(1997年)
共同プロデューサーリンダ・オブスト
理論物理学者キップ・ソーンにより考案され
た事から、SFですがリアルに迫って来る
モノがある作品なので、この手の作品
興味を示さない方がおかしい人が、ハリウッドに居ます。

スティーヴン・スピルバーグ監督です。

スピルバーグは、シナリオに興味を示し
2006年6月に、スピルバーグパラマウント映画
プロデューサー、オブストと、理論物理学者
キップによる、このリアルSF映画の計画を発表!

映画ファンSFファン話題になり、様々な
想像や期待が世界を駆けまわり、企画スタートします。

しかし、この映画は軌道にのるまで数年掛かる
と言われはじめますが、スピルバーグ

2007年3月ジョナサン・ノーラン脚本家
指名した事で、具体性が高まり加速します。

ですが、残念な事に2009年スピルバーグ
ドリームワークス社を、パラマウント映画から
ウォルト・ディズニー・カンパニーに移行した
事から、パラマウント映画は、スピルバーグ監督
作品という大きな看板を失います。

スピルバーグファンや、SF映画ファン
落胆し、今でも、スピルバーグだったら…と
想像するファンが多い、大きな離脱でした。

■ジョナサン・ノーランとクリストファー・ノーラン

ですが、2人が指名した脚本家ジョナサン
ノーラン
は、スティーヴン・スピルバーグ
よって指名されたまま残り

科学を学ぶため、カリフォルニア工科大学
相対性理論を学び、執筆の間も学び続け
その期待に応える努力をします。

ストーリーは、絶望に屈しない強い移民の物語
主になっていましたが・・・

ジョナサンの兄のクリストファーは、
のSF脚本
を書いて居ましたが、プロデューサーや
キップ・ソーンらと、ジョナサンの企画に
が長年書いていた脚本と組み合わせた事で

水の惑星、氷の惑星、エドマンズの惑星
3つの惑星を訪れる作品に移行し

リアルな宇宙探査と、宇宙に関する精神的
繋がりについての作品が誕生します。

これには、現実にNASA有人火星ミッション
資金を欠いている事や

1930年代の大恐慌時のアメリカ合衆国
ダストボウルなどを、モーチーフにした部分で
リアリティ?が増したSF作品が誕生しています。

そして、監督も同時に決まります。

兄のクリストファー・ノーランが本作の監督
してメガホンを取ることになります。

■IMAXカメラ

ノーラン監督は、この作品を通常の35mm
IMAXカメラを使用し、携帯用にIMAXカメラなど
新技術を注ぎこんだ事から、撮影所での秘密を
守る為に、「Flora’s Letter」と言うニセの
タイトルで撮影をする程、徹底した秘密主義
貫きました。

IMAXを簡単に言えば、規格の大きなサイズの
フィルムで、IMAXシアター上映すれば
違いは大きいですけども

SFCGを使う作品の場合は、CG加工合成
しやすいように、CGが入るシーンと必要無い
シーンとで、コスト的に分けて使用する事が
多く、ミックスの場合、100%撮影IMAX
作品とは、完成に違いが出ます。

ですが、IMAXシアター上映したモノを比較
すれば…ミックスでも、違いはあります。

ですが、まだ観客がその違いを求めてまで
IMAXシアターまで、足を運ぶは多くは無いのが
現状なので、CGなどのシーンに使われる規格です。

キャラクター収入の見込みも無い本作で
かなりのシーンに使用したのは、ノーラン監督
拘りで、オランダからはホイテ・ヴァン・ホイテマ
撮影監督として参加させている程で

映像的に、このSF映画をリアルにしている
柱になる技術です。

■まとめ

2014年日本公開から11日後、小惑星探査機
はやぶさ2が打ち上げられ、その打ち上げ前
から日本でも宇宙への興味が増す報道や
特番が流れ、雑誌、新聞でも記事にされた事から

日本での興行収入も12億6500万円と言う
大ヒットを記録します。

プラモデルやレゴになるメカロボット
登場しない、リアルSF作品は未来を覗き見る
かのような、怖い現実も含んだ作品でしたが
多くの映画ファンにも歓迎されました。

公開から7年宇宙へのアプローチや技術
日々進化、進歩していますので、当時見た
方も、違いを感じると思いますし

未見の方も、宇宙が舞台なリアルな映画として
是非、見て観て欲しい1本です。

インターステラー [Blu-ray]
時間 ‏ ‎ 2 時間 49 分
ASIN ‏ ‎ B013UO2WYY
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*配信は予告なく変更する場合があります。

■作品データ

監督 クリストファー・ノーラン

脚本
クリストファー・ノーラン
ジョナサン・ノーラン

製作
エマ・トーマス
クリストファー・ノーラン
リンダ・オブスト

製作総指揮
ジェイク・マイヤーズ
ジョーダン・ゴールドバーグ
キップ・ソーン

音楽 ハンス・ジマー
撮影 ホイテ・ヴァン・ホイテマ
編集 リー・スミス

製作会社
シンコピー
リンダ・オブスト・プロダクションズ
レジェンダリー・ピクチャーズ

配給
アメリカ合衆国 パラマウント映画
世界 ワーナー・ブラザース

公開
アメリカ合衆国 2014年11月7日
日本、中華人民共和国 2014年11月22日

上映時間 169分

製作国
アメリカ合衆国
イギリス

製作費 $165,000,000

興行収入
世界 $677,463,813
アメリカ合衆国 
カナダ $188,020,017
日本 12億6500万円

■キャスト

宇宙船クルー

ジョセフ・クーパー(元空軍パイロット) – マシュー・マコノヒー
アメリア・ブランド(博士) – アン・ハサウェイ
ニコライ・ロミリー(博士) – デヴィッド・ジャーシー
ドイル(博士) – ウェス・ベントリー
TARS “ターズ” – 声:ビル・アーウィン
CASE “ケース” – 声:ジョシュ・スチュワート
ヒュー・マン(博士) – マット・デイモン

地球

マーフィー・クーパー(マーフ) – ジェシカ・チャステイン
マーフ(幼少期) – マッケンジー・フォイ
マーフ(老年期) – エレン・バースティン
ジョン・ブランド教授 – マイケル・ケイン
トム・クーパー – ケイシー・アフレック
トム(幼少期) – ティモシー・シャラメ
ドナルド・クーパー – ジョン・リスゴー
ロイス – リーア・ケアンズ
ゲティ – トファー・グレイス
校長 – デヴィッド・オイェロウォ
ウィリアムズ – ウィリアム・ディヴェイン
管理者 – エリス・ガベル
ハンリー先生 – コレット・ウォルフ

 

名画

Posted by J.MAZDA