お薦め名画「リトルプリンス 星の王子さまと私」

映画銀幕パークジョージ松田です。

今回の御薦め名画

リトルプリンス 星の王子さまと私

です。

邦題と違い原題はシンプルに
「The Little Prince」
つまり、リトルプリンス だけです。

邦題は「星の王子さまと私」を
プラスした形になっています。

これは日本でも有名な
星の王子さま」を、単に
映画化した作品だと思われるのを
回避したタイトルだと思われます。

これが…良いのか?わるいのか?

ベストなのかは…難しいところ
ですけども、確かにこの映画

「私」1人少女が主役
隣のお爺さんジェフとの交流
メインであり

「星の王子さま」主役では…ありません。

その部分で、ガッカリする人も
居れば、原作が好きで保守的
方には、いろいろ原作プラス
しないで欲しいと言う意見もあり
賛否あるのも事実です。

個人的には保守的な意見も
わからない事もないですが・・・

どんなにクールシステム的
社会になっても、「星の王子さま」
から感じる普遍的なモノはあると
思いますし、知らない世代とか
特に、今後スポットが当たる予定
も無いとしたら、この映画
原作を読んでみるキッカケになる
のなら…保守的な方にも

否定はしないくらいには、思って
貰えるのでは無いかと思いますので
2015年当時の様子も交えて書いてみたいと思います。

■CGアニメとストップモーションアニメ

この映画は、珍しいですけども
CGアニメストップモーションアニメ
つまりりった的なコマ撮りのアニメです。

「星の王子さま」の部分が
コマ撮りのアニメで

主人公少女マッケンジーの居る
世界CGで描かれた作り方になっています。

今では、全部CGの方が簡単でしょうし
速く、安く出来ると思います。

もっと言えば、見た目だけアナログ
それぽいCGにして、分ける事すら出来てしまうと思います。

ですが、「星の王子さま」の部分は
手間の掛かるコマ撮りで表現しています。

このCGと、星の王子世界の画質や
手法を分けた事が、この映画の見ないと
解からない、不思議な味になっている
異例中の異例作品です。

■パリとモントリオール

この映画は、アナログデジタル
2種に大別出来ますが、其れを最終的
には、1つの作品にするので難しい
制作調整が予想されますが

この映画の企画やストーリーボード
の制作はフランスパリで行われました。

実際の「作業」としてのアニメ
色調整カナダモントリオール
で行うと言う、製作順(行程)で
場所を分けています。

パート(部分)で分ける事は
けっこう在るのですが、行程
分けると言うのは、あまり無いので

この作品「癒合」には場所と
行程で分けた事が成功だったみたいで

違和感なく、デジタルアナログ
画面の交替でストーリーを追う事が
出来ているのは、面白い製作体制です。

他の作品が真似して上手く行くかは
解かりませんが・・・

■ハンス・ジマーとリチャード・ハーヴェイ

この映画の音楽も、ハンス・ジマー
リチャード・ハーヴェイ2人が共同
作曲しているのも、変わった体制であり

この不思議なミックス映画の音楽を
支えた部分かと思います。

また、歌手もフランスで知られる
ミュージシャンのポップ歌手
カミーユ参加していいます。

■まとめ

本作は2015年5月22日第68回カンヌ
国際映画祭
で非コンペティション部門
招待作品としてワールドプレミア
上映された後の7月29日

パラマウント映画の配給でフランス
公開され。アメリカでは同社の一部門
パラマウント・ヴァンテージ配給

ドイツ日本ではワーナー・ブラザース
配給公開されるました。

他の国や配給に関しては、直前に
バタバタした作品でした。

日本では5月に携帯のSIMロック
やっと解除され、7月には東京五輪
新国立競技場設計案が白紙撤回など
オリンピック準備が、バタバタでした。

この映画は、賛否あるのが当たり前な
作品で、原作世界的有名すぎて
愛されすぎているので

抵抗が在る方も多いと思います。

逆に、は知っていても読んだことが
ないとか、に読んで・・・
あまり覚えて無いと言う方には

いいキッカケにもなる作品なので
見てから読むか?読んでから見るか?
は、自由ですけども

この映画を、原作に触れる、再確認
するキッカケにしてもらえたらと
思いますので、是非見て観てください。

今ならプレミアム会員無料でも視聴できますので
チェックしてみてください。

Amazonプライムビデオ
詳しく見る。
*配信は予告なく変更する場合があります。

■作品データ

監督 マーク・オズボーン
脚本 イリーナ・ブリヌル
ボブ・ペルシケッティ

原作
アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
『星の王子さま』

製作
ディミトリ・ラッサム
アトン・スマシュ(フランス語版)
アレクシス・ヴォナルブ(フランス語版)

製作総指揮 マーク・オズボーン

主題歌
日本 松任谷由実
「気づかず過ぎた初恋」(日本語吹き替え版)

撮影 クリス・カップ
編集 キャロル・クラヴェッツ・エイカニアン
マシュー・ランドン
製作会社 オン・アニメーション・スタジオ
オレンジ・スタジオ
M6 Aime
ワイルド・バンチ
Lucky Red

配給
フランス パラマウント映画
日本 ワーナー・ブラザース映画

公開
フランス 2015年7月29日
日本 2015年11月21日

上映時間 110分

製作国
フランス
イタリア

製作費 $77,500,000
興行収入 日本 6億5500万円

■キャスト

飛行士 – ジェフ・ブリッジス(津川雅彦)
女の子 – マッケンジー・フォイ(鈴木梨央)
お母さん – レイチェル・マクアダムス(瀬戸朝香)

キツネ – ジェームズ・フランコ(伊勢谷友介)
ヘビ – ベニチオ・デル・トロ(竹野内豊)
バラ – マリオン・コティヤール(滝川クリステル)

教授 – ポール・ジアマッティ(壌晴彦)
ビジネスマン – アルバート・ブルックス(土師孝也)
うぬぼれ男 – リッキー・ジャーヴェイス(ビビる大木)
王様 – バッド・コート(坂口芳貞)

星の王子 – ライリー・オズボーン(池田優斗)
ミスター・プリンス – ポール・ラッド(宮野真守)

星の王子さま (新潮文庫)
サン=テグジュペリ (著)
ISBN-10 ‏: ‎4102122044
詳しく見る。