007 ノー・タイム・トゥ・ダイ【感想・レビュー】
映画銀幕パークのジョージ・松田です。
今回の映画は
007 ノー・タイム・トゥ・ダイです。
ダニエル・クレイグ版の007シリーズの
最後の作品で、ダニエル・クレイグ版は
それまでの007シリーズよりも、連続性が
強く、続編と言えるストーリーになって
いましたが、今回の作品も前作の続編要素が強い作品なので、前作を観て無くても・・・
楽しめるのは確かですが、観てからの方がベストです。
因みに、ノー・タイム・トゥ・ダイとは
直訳すると、死ぬ時間はない。ですが
作品的な意味は…ココでは書きません。
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下の記事からはネタバレに成りますので注意してください。
■ミスター・ホワイトと少女の命
真っ白な雪景色に覆われた、湖の側に
ある家に向かって、1人の男が銃を
持って近ずいていく男は
日本の白い能面を着けています。
その家の中では、小さな少女と
その母親が居るのですが…
母親は、アルコールか?ドラックか?
ふつうでは無い様子です。
少女は家の中の開かない部屋のドアに
ある電子ロックを不思議そうに見たり
キッチンの収納の中の側面には
銃が隠されているのを観ます…
少女は父親の事を母親に聴きますが
正義ではなく、父親は人殺しだと
少女に話します。
近ずいてきた男は、家の中に入ると
少女の父ミスター・ホワイトを
探します。
少女は物陰に隠れますけども、母は
そのままソファに居て、
父ミスター・ホワイトに家族を殺された
リューツィファー・サフィンに、質問
されますが、撃たれて殺されてしまいます。
少女は銃声と同時に悲鳴をあげてしまい
男は、その悲鳴が聞こえたかもしれない
方に近ずきますが、誰も居ないので
去ろうとすると、少女の玩具?の携帯が
鳴り、戻ってきてしまい
少女は銃を連射して、男を狙撃します。
少女は、1人男の死体を引きずり
外の湖に張った氷の上を進みますが…
男は、急に目を開けると息をふき返し
少女に向かってきます。
少女は、氷の薄いところに足を踏み
こんでしまって、冷たい湖の中に落ちてしまいます。
なんとか浮き上がろうと上に行くと
氷超しに、男と目が合い…
男は銃を少女に向けて撃ち
割れた氷の中から、少女を助け出します。
■イタリア・マテーラの危険な墓参り
南イタリアのマテーラに向かう
アストンマーティンDB5に乗る
ボンドと、マドレーヌは
クネクネと蛇行する片側が崖の道を
走行しています。
マテーラは、石灰質の岩肌に作られた
「サッシ」と呼ばれる洞窟住居がある
ことで有名な観光地でもあります。
Mi6を去り、00ナンバーの無い
ボンドは、一応、ただのボンドです。
その為、道を急ぐ事も無く
会話を急ぐ必要もないので
助手席のマドレーヌは、ボンドに
言いたい事があるのですが…
ボンドは、愛するマドレーヌに
「時間は、いくらでもある。」と
笑顔で語ります。
DB5を、ホテルの前に着けると
2人は部屋へ向かいます。
ボンドは、1人外に出て
以前の恋人…たくさん居ますが
ヴェスパーの墓へと歩いて向かいます。
墓の管理室で、ヴェスパーの墓を
尋ねると、1人の若い男性に案内
させ、ボンドを墓の前まで案内してくれます。
ボンドは、墓の前に立ちますが…
墓の下に1枚のカードを見つけて
拾い上げると、スペクターのマーク!
墓が爆発!
ボンドは瞬時に体をズラして
一命を取り留めますが、耳が爆音で
キーーーーンとなっていて
うまく動けません。
ボンドは、墓の管理人の元へ行くと
攻撃を受け逃亡します。
マドレーヌを疑い?マドレーヌの
元に向かいますが、橋の途中で
両側から敵に迫られ、攻撃するクルマを
ロープで橋の下にダイブして逃れ
橋の中段の通路から進むと
敵は、必用にボンドを狙ってきます。
バイクに乗った敵を倒すと、そのバイク
を奪い、マドレーヌの元に急ぎます。
敵は、ヴェスパーの墓にボンドへの
トラップを仕掛けただけのようで
マドレーヌの宿泊先は知らないのか?
マドレーヌもグルなのか?です。
マドレーヌを、DB5に乗せて宿を離れると
敵のクルマが複数追って来ます。
カーチェイスの末、広い場所で
逃げ場が無くなると、ボンドは
マドレーヌを試します。
敵は、マドレーヌが乗っているのも
解っていて、大口径の銃弾を撃ちこんで来ます!
勿論、防弾ガラスのボンドカーですが
強力な弾丸を何度も撃ちこんで来ます。
その状況に悲鳴をあげて怯える姿を観て
ボンドは、マドレーヌは白だと確信する
と、センターコンソールのスイッチを入れます。
ヘッドライトから、ガトリング砲が
出てくると、敵のサイクロプスだけは
それに気ずき、身を守りますが
DB5が一回転すると、その砲撃の前に
スペクターの追っては壊滅します。
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■別れのホーム
傷ついたDB5を、駅前に滑りこませると
ボンドは、嫌がるマドレーヌを電車に
乗せると、一生2度と逢わない。と
断言して、マドレーヌを電車に乗せて
しまい、マドレーヌが言いたかった事
を聴かずに、2人は別れてしまいます。
その大事な言葉は、言葉としては
ボンドは、聴く事は出来ませんが
2人の話は、5年後に再スタートします。
■新型エレベーターとオブルチェフ
ロシアの細菌学者ヴァルド・オブル
チェフの緊急施設に、突然1本の電話が入る。
オブルチェフは、指示通リデータを
コピーし終わると、複数の武装した男
が入って来て、他の研究者を次々と殺害します。
スペクターのサフィンに連れ去られ
エレベーターホールに、ゴンドラの無い
状態に、小型の回転するアイテムを
落とすと、円形のパーツがマグネットで
貼り付き赤く光ると
オブルチェフは、突き落とされますが
その赤い発光パーツの作用で、無事に
下に着き…
そのまま、細菌兵器のデータと共に
さらわれてしまいます。
■5年後ジャマイカと新007ノーミ
引退して5年後、ジェームズ・ボンドは
ジャマイカで、釣りを楽しむなど
スパイとは無縁の生活をしていました。
夜、街のバーで黒人の女性とぶつかり
…、その奥のカウンターで
旧友でありCIAのフィリックス・ライター
に会います。
CIAが、誘拐された科学者オブルチェフの
救出をボンドに依頼しますが、断って
外に出ると、ボンドのクルマが動かなく
ボンネットを開けると、先ほどの黒人の
女性が声をかけてきて、家まで送って貰います。
ボンドの家に着くと、2人共…
バカバカしいのか?
その黒人女性がMi6のスパイだと見ぬき
話すと、今の007は私ノーミだと言います。
007は永久欠番では無いそうで
Mi6が直面している現状に疑問を抱き
イギリス、ロンドンへ向かいます。
■Mi6
ボンドは受付で名乗り、秘書のイヴに
挨拶すると、Mの部屋に入り
元スペクター首領ブロフェルドの事
などを質問、外との繋がりを聴きますが
疑問は晴れません。
ボンドは、秘書のイヴとQの元に行き
引退の身ですが、協力を…半強制で
DNA生物兵器ナノロボットを、スペクター
が入手した事を突き止めます。
■医師マドレーヌのカウンセリング
ボンドと別れた、マドレーヌは
医師として働き、今日も1人の男性の
カウンセリングをしますが…
その男が刺しだした箱の中から
あの少女の頃に、母を殺して
氷の下から、自分を助けた男が
していた、白い能面でした。
サフィンは、助けた少女を覚えていて
マドレーヌが、ボンドの側に居た事も
知っていました。
■科学者オブルチェフとヘラクレス
一方、誘拐された科学者オブルチェフは
ジェームズ・ボンドを殺すデータの
DNA生物兵器ナノロボット「ヘラクレス」に
違うデータをインストールします。
■CIAのボンド
ボンドは、CIAのフィリックスの依頼を
受けて、誘拐された科学者オブルチェフ
の救出のためキューバに向います。
CIAの美人エージェントであるパロマ
と合流し、Mi6の特別監視下での独房に
居るスペクターの首領エルンストの
誕生日パーティに2人で潜入します。
2人は、科学者オブルチェフを発見し
奪回しようとしますが、首領にボンド
だとばらされ、絶体絶命のピンチに
追いこまれ、ボンドだけが死ぬ
DNA生物兵器が使われますが…
周りに居たスペクターのメンバーが
次々と苦しみ倒れていく中で
ボンドの身には何も起きません
科学者オブルチェフが、スリ替えた
データは、スペクターのメンバーの
DNAでした。
ボンドとパロマは、オブルチェフの
奪回に動き、銃撃戦になります。
其処に、Mi6の新007ノーミも現れて
オブルチェフを同じく、連行しようと
ボンドと争奪戦になりますが
ボンドが勝ち、オブルチェフを連れて
港に行くと、ノーミの水上飛行機を
奪い(借りて?)、キューバから離れます。
■フィリックス・ライター
安全な海上で、CIAのフィリックスと
オブルチェフが開発したDNA生物兵器
ナノロボットの研究について…
Mi6のMが関係していた事を知りますが
アッシュらが、オブルチェフを再度
誘拐に現れ、負傷したフィリックスと
ボンドは、沈む船のブロックから
出れなくなりってしまいます。
アッシュが全て爆破していく、スキに
ボンドは1人なんとか脱出しますが
フィリックスは命を落とします。
■Mi6
ロンドンに戻ったボンドは、Mに会い
DNA生物兵器ナノロボットについて
問い詰めます。
スペクターの首領エルンストが外部と
繋がっている可能性を、Mに告げるが
独房に居るのでありえないとしながら
も…
医師のチェックを定期的に受けている
事が解り、その医師を呼ぶと…
それはボンドが一生逢わないと誓った
マドレーヌでした。
マドレーヌと共に、ボンドは首領に
会い、話を聴きますが…
マドレーヌは、能面の男サフィンに
知らずに操られていた跡が見え
退室して行きます。
残ったボンドは、怒りを首領にぶつけ
首を絞めますが、Mに止められますが
首領は、独房に戻る途中で息絶えます。
スペクターのDNAのデータに、首領の
DNAも含まれていた事になります。
能面の男サフィンは、スペクターも
壊滅に追い込み、世界をDNA生物兵器
ナノロボットで征服するつもりでした。
サフィンの陰謀を突き止めた、ボンド
中佐に対して、ノーミは007のナンバー
を返還したいと、Mに提言し
007・ジェームズ・ボンドが復活します。
Qからは特殊機能が内臓された腕時計を
受け取ります。
同じころ、能面のアッシュも小型の
赤い小さな筒をオブルチェフから受け取ります。
■父のひみつ部屋
ボンドは、能面の男サフィンが最愛の
マドレーヌへの接触を計った
マドレーヌが幼い頃に、母が殺された
家に向かいます。
そこには、マドレーヌの娘マチルドも
居ました。
ボンドと別れた5年前と同じ…
5歳の少女です。
その家のマドレーヌが入れなかった
父の部屋に入ったボンドが、1つの
島の地図を発見し、其処にサフィンが
居て、オブルチェフとDNA生物兵器を
製造していると確信し
Qに、その島が何処に在るのか
分析してもらいます。
その島は、日本とロシアが主権を
主張しあう島だと判明し
ボンドは、マドレーヌと、その娘を
連れて、直ぐに家を出ます。
■ボンド・トヨタ
ボンドは、トヨタの4輪駆動車
ランドクルーザーで、急ぎ家を離れ
ると、2台のレンジローバーと
すれ違います。
2台のレンジローバーが、戻って
来ると、ランドクルーザーに攻撃
を仕掛けてきます。
ボンドが巧みに、攻撃をかわし
2台を始末しますが、増援が
現れてのカーチェイスになります。
ボンドは、森の中に隠れると
小屋にマドレーヌと娘を置いて
マドレーヌに自分の銃を渡し
囮になって、敵を別の場所に誘導
する行動に出ます。
敵の銃を奪い、銃声を響かせながら
小屋から離れ、敵を仕留めていきます。
しかし小屋にも敵が迫り、マドレーヌ
が銃で倒しますが、居所が知られ
ボンドが戻ると、2人は連れ去られて
しまっていました。
■アジト
Mi6は、ロシアや日本、アメリカにも
微妙な情勢の場所ですが、ボンドと
ノーミを送込み、DNA生物兵器の工場
を爆破し、2人を奪回する作戦を決行します。
Qの開発した折り畳みウイングの着いた
小型飛行機は、ボートのようにもなり
島の洞窟のようになった船着き場に到着します。
ノーミはQから託された、立体スキャナー
を配置、起動すると内部の立体構造図が
Qの元に現れ、2人を誘導します。
2人は敵を倒しながら進みますが…
内部の工場が予想以上に大きく
ちても、2人の持参した爆弾では
対応出来ない事を知りますが
工場には、見えない防護壁で外からの
攻撃を無力化する機能がありました。
ですが、敵には爆薬の量はバレていない
ので、それで揺すりをかけマドレーヌと
実の娘を救出し、防護壁の装置を切る
作で、二手に別れ
オブルチェフを、ノーミに任せます。
防護壁の装置を切ったら、イギリス海軍
が、島にミサイルを撃ち込み工場を葬る
手段を、強引にMに決断させます。
ボンドは、Qの誘導で防護壁の装置を
オフにする事に成功しますが…
マドレーヌと娘を、人質にされ
サフィンの待つ部屋に向かいます。
ノーミは、オブルチェフを見つけ
捕えますが、敵の反撃に合う中で
完全にサフィンの一味となっている事
から、オブルチェフを工場の液体の中に
突き落とします。
■ボンドの最後
ボンドは、日本の畳が敷かれた部屋で
2人を捕虜にしたサフィンの前で
銃を手放し、2人の命だけはと頭を深く下げます。
隠し持っていた銃で、見張りを倒し
2人を奪い返すも、サフィンには逃げられ
てしまいます。
ボンドは脱出の為に、船着き場に
3人で向い、ミサイルの発射を指示します。
が、途中…無効化したはずの防護壁の
装置が再始動しているのを見て
ノーミに、マドレーヌと娘を託し
もう1度、防護壁の装置をオフにしに
戻ります。
ミサイル到達までの時間で、充分解除し
脱出できるはずでしたが、イタリアの
マテーラから、ボンドを狙うプリモと
格闘になりますが、Qの腕時計の磁力で
プリモの左目の義眼カメラが爆発し死亡します。
ですが、逃げたサフィンに枯山水の
中庭で捕まり、格闘になる中で
オブルチェフに作らせた、赤い小さな
筒を割り、ボンドに感染させます。
そのDNA生物兵器は、ボンドとマドレーヌ
のDNAから作られたモノで、娘も同じ
DNAなので、一生ボンドは2人と触れ合え
ない事をつげます。
サフィンを倒し、防護壁の装置をオフに
すると、もう脱出時間が無い事から
ノーミのイヤホンで、マドレーヌと
最後の会話をして、娘も無事に脱出した
事を確認すると
建物の屋上で、ミサイルが到達するのを
見届け、その爆発の中に消えていきました。
■その後
Mi6では、M、ノーミ、マネーペニー、
タナー、Qらが、ボンドの好きな
ウォッカマティーニで献杯します。
シェイクしていないとは思いますが
ジェームズ・ボンドの階級などは
別に、皆ボンドを偲びます。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
マドレーヌは、ボンドの愛車
アストンマーティン・V8ヴァンテージ
を、譲り受けイタリア・マテーラに
向かう道で、娘に父ボンドの事を話します。
THE・END
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■作品データ
監督 キャリー・ジョージ・フクナガ
脚本
ニール・パーヴィス
ロバート・ウェイド
キャリー・ジョージ・フクナガ
フィービー・ウォーラー=ブリッジ原作 イアン・フレミング
製作
バーバラ・ブロッコリ
マイケル・G・ウィルソン音楽 ハンス・ジマー
主題歌
「No Time To Die」ビリー・アイリッシュ撮影 リヌス・サンドグレン
編集
トム・クロス
エリオット・グレアム製作会社
ダンジャック
イーオン・プロダクションズ
メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
ユナイテッド・アーティスツ
ユニバーサル・ピクチャーズ配給
アメリカ合衆国 ユナイテッド・アーティスツ・リリーシング
世界 ユニバーサル・ピクチャーズ
日本 東宝東和公開
イギリス 2021年9月30日
日本 2021年10月1日
アメリカ合衆国 2021年10月8日上映時間 163分
製作国
イギリス
アメリカ合衆国製作費 $250,000,000 – $301,000,000
■キャスト
ジェームズ・ボンド – ダニエル・クレイグ
マドレーヌ・スワン – レア・セドゥ、
リューツィファー・サフィン – ラミ・マレック
ノーミ – ラシャーナ・リンチ
M – レイフ・ファインズ
Q – ベン・ウィショー
イヴ・マネーペニー – ナオミ・ハリス
ビル・タナー – ロリー・キニア
フィリックス・ライター – ジェフリー・ライト、
ローガン・アッシュ – ビリー・マグヌッセン、
エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド – クリストフ・ヴァルツ、
ヴァルド・オブルチェフ – デヴィッド・デンシック
パロマ – アナ・デ・アルマス
プリモ – ダリ・ベンサラ
マチルド – リサ=ドラ・ソネット