お薦め名画「おしゃれ泥棒」

2021年10月20日

映画銀幕パークジョージ松田です。

今回の御薦め名画は「おしゃれ泥棒」です。

オードリー・ヘプバーンと言えば、日本では
ローマの休日が、圧倒的に有名で、次に
ティファニーで朝食を、と言う感じだと思います。

勿論、その2作も名作ですけども、おしゃれ泥棒
その2作の更にに製作され、1966年に公開された
サスペンスコメディというような内容で
ローマの休日ウィリアム・ワイラー監督の作品です。

オードリー・ヘプバーンで、コメディ?と意外に
思える作品で、しかもヘプバーンは泥棒側
言う、これまでの名作のイメージからすると
大丈夫?と言う内容となのですが・・・

それでも、オードリー・ヘプバーンの泥棒と言う
カラ―を作品に投影してしい、誰も出せない
サスペンスコメディの役を演じている事に
見終った後で、凄い女優さんだと思い知らされます。

美術館から父親の絵画を盗み出す役ですが…
日本の方なら、この設定…まんがやアニメで
知ってる?…と思うかもしれませんが

勿論「おしゃれ泥棒」が、レオタードの猫より
先です。 まったく違うのはオードリー演じる
ニコルが盗もうとするのは、贋作(ニセモノ)で

盗んでも何も得はしないのに、厳重な警備と
セキュリティに、挑むサスペンスとコメディ要素が
織り込まれた脚本は、全米脚本家組合賞の
コメディ部門にノミネート
されます。

オードリーのキャストから意外性の連続の
映画作品ですけども、見どころは
アラビアのロレンスでしられるピーター・オトゥール
演じる美術専門の探偵と、オードリーのコンビ
衣装もですが、美術専門の探偵が乗るクルマが
ライトイエローのジャガーEタイプだったり

オードリーの演じるニコルは、ビアンキーナと言う
小さな赤いオープンカーに乗って居るなど
探偵物語で、ローマの休日ベスパ(スクーター)
使用するなども、モチーフの元は美術専門探偵
おしやれ度だと思います。

その2人が当時の最先端のセキュリティに挑む事に
なり、ドラバタなコメディな中でも、ハラハラする
泥棒側を応援して見てしまう、日本のルパン三世
ような面を持つサスペンス映画として、未見の方は
是非、オードリー・ヘプバーンピーター・オトゥール
と言う2大名優のコメディを堪能してみてください。

おしゃれ泥棒 [Blu-ray]
JAN: 4988142442215
時間: 124 分
詳しく見る。

■作品データ

監督 ウィリアム・ワイラー

脚本 ハリー・カーニッツ

製作 フレッド・コールマー
音楽 ジョン・ウィリアムズ
撮影 チャールズ・ラング
編集 ロバート・スウィンク

配給 20世紀フォックス

●キャスト

ニコル・ボネ – オードリー・ヘプバーン

サイモン・デルモット – ピーター・オトゥール

デイヴィス・リーランド – イーライ・ウォラック
シャルル・ボネ – ヒュー・グリフィス
ベルナール・ド・ソルネ – シャルル・ボワイエ

上映時間 123分

公開
アメリカ合衆国 1966年7月13日
日本 1966年11月12日