お薦め名画 「スタンド・バイ・ミー」

2021年7月27日

映画銀幕パークジョージ松田です。

今回の御薦め名画は「スタンド・バイ・ミー」です。

この映画は、タイトルとベン・E・キング
唄う同名の主題歌スタンド・バイ・ミー
日本でも有名で、ザックリと少年4人
線路を歩き、冒険する素敵なエピーソドと
勘違いして(書き変えて)美化し誤認識してる人が多い映画です。(^^:

意味は直訳は私の側に立っていて、ですが、側に居て」と言う事です。

■Do you knowスタンド・バイ・ミー?

スタンド・バイ・ミーは、ベン・E・キング
唄が持つ「雰囲気」に、飲まれる人が多いですが

死体を探しに行く映画です。

原作のタイトルも「The Body(死体)」です。

しかも、慈善でも何でもなく見つけたら
有名になれると言う、不純な動機で行動します。

この映画は、大きな2面性を持って居ます。

1つは誤認識している、少年の日の友情
悩みを語り、励ましたりしながら目標に向かう姿です。

でも、もう1つは…多分、日本では
そもそも、理解しにくい部分で
列車に人が跳ねられて、野ざらしに
なっている
なんて言う動機の原因が日本ではありえません。

また、子供が本物のを持っていたり
タバコを吸うとか、80年代の日本的には
SF以上に非現実的すぎて、これらの
未知の現状を記憶しない、消去してしまう
見方をしている方が多かったと思います。

今でも、あり得ると事だと思えても…
日本人には理解しがたい部分だと思います。

でも、この2面性が在っての

スタンド・バイ・ミーが、スタンド・バイ・ミーの「形」なんです。

■マイケル・ジャクソンとスタンド・バイ・ミー

スタンド・バイ・ミーは、1986年の映画
ですが、スタンド・バイ・ミーと言う歌は
ベン・E・キングが、ザ・ドリフターズから
ソロになった1961年の大ヒツトソングです。

ザ・ドリフターズも、日本ではコントグループ
や、少し年齢の高い方でも、コミックバンドと
認識していると思いますが、元は彼が居たコーラスグループ名です。

かなり古い曲と唄なので、プロデューサー
当時のマイケル・ジャクソンにリメイク
カバァーバージョンを依頼しょうとしますが
監督のロブ・ライナーは、コレを却下して
ベン・E・キングのオリジナルを採用しています。

正解だと思いますが…マイケルのも聴いてみたかったですね(^^:

■キャベツと不良

少年たちがタバコを吸う場面は、当時も
実写なので、インパクトがありましたが
外国人の子供なので、ある種可愛くも見えました。

それに作中のタバコのようなモノ
実際にはタバコの葉では無くて
キャベツの葉から作られたニセのタバコでした。

2人は、それよりよく無いモノを手にしてましたけども…

■その後の宇宙の不良

ゴーディことゴードンを演じたウィル・ウィートン
は、その後も俳優を続けて人気SFテレビドラマ
新スター・トレックで、レギュラーの地球人
ウェスリー・クラッシャー少尉を演じるなど活躍し
近年も、スター・トレックのコスプレ姿
スター・ウォーズ/最後のジェダイを鑑賞に行く
と言う不良ぶり?をSNSで披露しています。

■5人の子供から双子のパパへ

バーンを演じたジェリー・オコンネル
俳優を続け、声優としても活躍し作中では
5人の子供の父になりますが、2007年
X-メンシリーズで、全身青いミスティーク役
を演じる事でも有名な女優のレベッカ・ローミン
結婚して双子の女の子を授かって居ます。

■ニンジャ・タートルズへ

テディを演じたコリー・フェルドマン
俳優を続けますが、大麻コカイン中毒
苦しみ、子役への性的虐待を暴露するなど
荒れた時期を過しますが、メインを声優へ転向し

ミュータント・ニンジャ・タートルズ
チームの1員スパイクの声を担当するなど活躍
子役への性的虐待問題を支援する活動をしています。

■リヴァー・フェニックスの死

弁護士になったクリス・チェンバーズは作品の
中で弁護士になり揉め事の仲裁に入り刺殺され命を落とします。

リヴァー・フェニックスは、日本でも有名な
イケメン俳優で、女性の人気も高い俳優でしたが
ヘロインとコカインの過剰摂取が原因で搬送中に
23歳の若さで死亡してしまいます。

日本では考えにくいですが、作品撮影時の子供
の頃から、作中のようなタバコでは無く
日本では非合法なドラッグに手を出していました。
により、必ずしも違法では無いモノもあり
日本とは法的にも感覚的にも異なるので
難しい部分が在りますが、映画ファンには
惜しい俳優を失う原因であったのは確かです。

■まとめ・両面

このスタンド・バイ・ミー
良い、わるいを別にしても
1つは、どうしても…この4人リアル
人生
が比較対象にされてしまう作品です。

一方で、日本のように作品内ですら
マイナス面的な要素を排除して見てしまいがちです。

どの映画にも、ある事なのですが
このスタンド・バイ・ミー
その2つの%が、とても高い映画です。

1つの作品として見るのに、あまり
美化せず、俳優や背景などの現実
要素を取り入れ過ぎずに見ても

シッカリ、この作品は4人の少年
演じた1つの作品として、名画と言える作品です。

画的にも、広い空、湖
4人の配列や線路の見せ方など、面白い画が沢山あります。

美化しにくい要素も含めて、未見の方も
あまり覚えて無い方にも、もう1度両面を見てもらいたい名画です。

スタンド・バイ・ミー [Blu-ray]
JAN: 4547462102744
時間: 114 分
詳しく見る。

■作品データ

監督 ロブ・ライナー
脚本 ブルース・A・エヴァンス
レイノルド・ギデオン
製作 ブルース・A・エヴァンス
アンドリュー・シェインマン
出演者 ウィル・ウィートン
リヴァー・フェニックス
コリー・フェルドマン
ジェリー・オコンネル
キーファー・サザーランド
音楽 ジャック・ニッチェ
主題歌 ベン・E・キング
『スタンド・バイ・ミー』
撮影 トーマス・デル・ルース
編集 ロバート・レイトン
配給 コロンビア映画

公開
アメリカ合衆国 1986年8月22日
日本 1987年4月18日

上映時間 89分

製作国 アメリカ合衆国

製作費 $8,000,000
興行収入 アメリカ合衆国

■キャスト

ゴーディ・ラチャンス ウィル・ウィートン
ゴーディ(大人) リチャード・ドレイファス

クリス・チェンバーズ リヴァー・フェニックス
テディ・ドチャンプ コリー・フェルドマン
バーン・テシオ ジェリー・オコンネル

エース・メリル キーファー・サザーランド
ビリー・テシオ ケイシー・シーマツコ
デニー・ラチャンス ジョン・キューザック
チャーリー・ホーガン ゲイリー・ライリー
アイボール・チェンバーズ ブラッドリー・グレッグ
ビンス・デジャルダン ジェイソン・オリヴァー
ゴーディの父 マーシャル・ベル
ゴーディの母 フランシス・リー・マッケイン
雑貨屋の主人 ブルース・カービー
マイロ・プレスマン ウィリアム・ブロンダー
グランディ市長 スコット・ビーチ
DJボブ・コーミア マット・ウィリアムズ

 




名画

Posted by J.MAZDA