鈴木清順【映画・作品】
鈴木清順(1923年5月24日~2017年2月13日)
出生地 東京府東京市日本橋区(現:中央区日本橋)
suzuki seijun
![]() ブルーレイBOX Vol.1 言語: 日本語 字幕: 英語 JAN: 5027035018027 詳しく見る。 |
なぜか今は「殺しの烙印」や「ツィゴイネルワイゼン」が代表作のように言われ
清順美学なども語られますが…生前80年代後の活躍時に知る限りでは
特出したタイトルよりも、監督自身が異色な監督で某有名監督と2人だけが
監督協会に入って無かったのですが、そのもう1人が入ってしまい自分だけ
入って無いと言うのを、よく喫茶店などで話してたくらい唯一特異な存在でした。
日活時代の監督のことを聴くと別人と思えるくらい、80年代~は、優しく大人しい方で
現場でもクチ数は少なく、ロケだと自身で日傘をさして立ってる方で、カメラも
1日1~3回くらいしか覗かない監督で、怒鳴った事など1度も無く叱られたのは1度だけでした。
関東大震災に被災し、戦争でも後半は大尉になっていた方で、鎌倉アカデミアの映画科から
松竹に入り、日活に移籍1967~1977年の間は、鈴木清順問題共闘会議などもあり
1本も撮って居なかったりしますが
「ピストルオペラ」では第58回ヴェネツィア国際映画祭では「偉大なる巨匠に捧げる
オマージュの盾」を受賞、スペイン他、海外でも賞を受け、「オペレッタ狸御殿」では
カンヌ国際映画祭で栄誉上映特別招待作品として招待されるなど、海外でも活躍。
TVアニメルパン三世 PartIIIの脚本や劇場版も監督してたり、90年代には俳優としても
数々の作品に出演していました。NHKアナウンサーの鈴木健二と兄弟なのは
意外なように書かれますが、業界的には知って居る方が多く監督も普通に言ってました。
48歳下の妻との再婚も、普通とか一般的とかと関係無く生きた監督らしいと思います。
監督、脚本、製作
年 タイトル |
1956年 港の乾杯 勝利をわが手に |
1956年 海の純情 |
1956年 悪魔の街 |
1957年 浮草の宿 |
1957年 8時間の恐怖 |
1957年 裸女と拳銃 |
1958年 暗黒街の美女 |
1958年 踏みはずした春 |
1958年 青い乳房 |
1958年 影なき声 |
1959年 らぶれたあ |
1959年 暗黒の旅券 |
1959年 素ッ裸の年令 |
1960年 13号待避線より その護送車を狙え |
1960年 けものの眠り |
1960年 密航0ライン |
1960年 すべてが狂ってる |
1960年 くたばれ愚連隊 |
1961年 東京騎士隊 |
1961年 無鉄砲大将 |
1961年 散弾銃の男 |
1961年 峠を渡る若い風 |
1961年 海峡、血に染めて |
1961年 百万弗を叩き出せ |
1962年 ハイティーンやくざ |
1962年 俺に賭けた奴ら |
1963年 探偵事務所23 くたばれ悪党ども |
1963年 野獣の青春 |
1963年 悪太郎 |
1963年 関東無宿 |
1964年 花と怒濤 |
1964年 肉体の門 |
1964年 俺たちの血が許さない |
1965年 春婦傳 |
1965年 悪太郎伝 悪い星の下でも |
1965年 刺青一代 |
1966年 河内カルメン |
1966年 東京流れ者 |
1966年 けんかえれじい |
1967年 殺しの烙印 |
◆ ◆ ◆ |
1977年 悲愁物語 |
1980年 ツィゴイネルワイゼン |
1981年 陽炎座 |
1985年 カポネ大いに泣く |
1985年 ルパン三世 バビロンの黄金伝説 *アニメ |
1991年 夢二 |
1993年 結婚 |
2001年 ピストルオペラ |
2005年 オペレッタ狸御殿 |