お薦め名画「ストリート・オブ・ファイヤー」

2021年10月22日

映画銀幕パークジョージ松田です。

今回の御薦め名画

ストリート・オブ・ファイヤー」です。

この映画は、当時1年前に公開された
フラシュダンス余韻が、あった頃で
内容は、違うと言えば違うのですが
雰囲気的に、フラシュダンスと並び紹介
される映画で、この当時の買いつけが早かったようで

異例のアメリカから2ヶ月後日本でも
公開され、ヒットした作品で

ダイアン・レインが、多くのメディア
とりあげられ、知られる事になった作品でした。

■ダイアン・レイン

ダイアン・レインは、公開時で19歳
撮影時には、18歳ですが…

当時の日米の差や、今と当時との差
ありますが、10代には見えない
大人っぽさがあり

日本でも、多くの雑誌などに掲載
されたり、表紙にもなりますけども
10代の雑誌よりも、20代の雑誌が多く

大学生OLが、彼女のメイクやヘア
などを真似たくらいで

ダイアン・レインを知って居ても
彼女が18歳だったと認識してた
日本の方は少ないと思います。

映画ファンも、アウトサイダー
出演してたと、言う映画雑誌のデータに

???と、言う感じで1年では無く
5年分くらいは大人になっている印象を受けました。

■昼間のナイトシーン

ストリート・オブ・ファイヤー
映画の50%くらいは、ナイトシーンですが

撮影自体は、ハリウッド映画
労働組合(日本的に言うと)との
条件から、夜間手当がスタッフに着くので

製作費がナイトシーンで圧迫される
為に、オープンセット20m間隔
柱を立て暗幕を展開して、人工の夜
作り出して撮影しています。

なので、ストリート・オブ・ファイヤー
は、本当は全部昼です。(^^:

日本では、まだまだ撮影所で抗議の
垂幕などが掲げられ、労働条件が悪く

解決作に、こんな予算を使う方法が
選ばれる事が無い時代なので

あまり裏話としても、当時は前に出ない
メイキングエピソードでした。

■ロックンロールの寓話

ロックンロールの寓話と言うのが
当時のキャッチコピーで・・・

今でも、ん?と言う感じの
コピーですが、寓話と言うのは
教訓的な内容と言うような意味なので

ロックンロールの教訓的な映画
かと言えば・・・???です(^^:

また、ストリート・オブ・ファイヤー

設定が特になく「どこかの物語」と
言う、スターウォーズのような
どこに話なのか解からないと言う
設定の?(設定が無い)作品なのも
当時は(今も)不思議な要素でした。

架空でも、設定すればいいと思うのですが
どこかの物語として、宣伝され予告編
にも使われていました。

80年代を象徴するロックンロール映画ふたたび!

と、言うコピーも使われ

あいつが帰ってきた!

と言うコピーも、ポスターチラシ
メインコピーに使われましたが…

パート2でも無いので、よく解らない
印象でしたけども…(^^:

やはりフラシュダンスの余韻
見に行った映画で、異なる内容
でしたけども、変わった面白さを持つ作品でした。

■ロックンロール・シンガー

ダイアン・レインは、ボーカルの役
エレン・エイムとして作品の中で
歌っていますけども…

実際にはFace to Faceのヴォーカル
ローリー・サージャント
ホーリー・シャーウッド

ダイアン・レインは、歌っている演技をしています。

コレは、良い意味で殆どの観客
騙され、後々の裏話として公表され
た時に、驚いた映画ファンが多く居ました。

また、翌年に劇中の
Tonight Is What It Means to Be Young

当時の日本の人気ドラマシーリーズ

大映ドラマヤヌスの鏡1985年
主題歌として、日本語の歌詞

今夜はANGELと言うタイトルで椎名恵さんの
デビュー曲として、大ヒットし当時は
珍しい、ジャケットに顔が出ない(シルエット)
なぞの歌手としても、話題になり
テレビの歌番組初出演が大きな話題になった程でした。

その為にストリート・オブ・ファイヤー
見てなくても、このダイアン・レイン
知って居ると言う人も多いです。

■まとめ

ストリート・オブ・ファイヤー
イタリアの有名ブランドデザイナー
ジョルジオ・アルマーニ衣装協力していました。

今の日本なら、宣材になるエピソード
ですけども、当時のバブル前の日本では

ダウンタウン(のような)場所
不良が着ているのが、アルマーニだと

ロールスロイスに乗って、かつあげ
するような、する必用無いような
違和感になってしまような
メイキングエピソードなので
あまり大きくは、出されませんでした。

1984年に、公開された
この作品は、暑いのにファイヤー
タイトルに入り、ポスターも
メインに使われるのは、夏の宣材としても異例

何より設定が無い、どこかの話は
今、見ても衣装も古くなく
ダイアン・レインも、18歳には見えない
大人ぽさで、後にB級映画で有名に
なるマイケル・パレ も事実上のデビュー
での、主役でカッコよくアクションを
決めている、変わった面白さの映画なので
未見の方は、是非みてください。

ストリート・オブ・ファイヤー [Blu-ray]
JAN 4988003862817
時間 94 分
詳しく見る。

■作品データ

監督 ウォルター・ヒル

脚本
ウォルター・ヒル、ラリー・グロス(英語版)

製作
ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー
製作総指揮 ジーン・レヴィ

音楽 ライ・クーダー
主題歌 『Deeper And Deeper』
ザ・フィックス(英語版)
撮影 アンドリュー・ラズロ
編集 フリーマン・デイヴィス

配給
アメリカ合衆国 ユニバーサル映画
日本 CIC

公開
アメリカ合衆国 1984年6月1日
日本の1984年8月11日

上映時間 93分

製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $14,500,000
興行収入 $8,089,290

 

■キャスト

エレン・エイム ダイアン・レイン
トム・コーディ マイケル・パレ

レイヴェン ウィレム・デフォー
ビリー・フィッシュ リック・モラニス
マッコイ エイミー・マディガン
リーヴァ・コーディ デボラ・ヴァン・フォルケンバーグ
クライド ビル・パクストン




名画

Posted by J.MAZDA