洋画サスペンスおすすめランキングTOP10
洋画サスペンスおすすめランキングTOP10
1.裏窓
![]() JAN: 4988102137793 時間: 112 分 詳しく見る。 |
1955年1月14日・公開 監督 アルフレッド・ヒッチコック 脚本 ジョン・マイケル・ヘイズ 原作 ウィリアム・アイリッシュ 出演 ジェームズ・ステュアート グレース・ケリー 撮影 ロバート・バークス |
サスペンスの神様と言われる、ヒッチコックの映画はサイコや鳥がメジャーですが
個人的には、その他のスタンダードな印象のタイプの作品の方がサスペンス的には
面白いと思います。
裏窓はカメラマンが事故で骨折して車椅子生活中に、アパート(日本のマンション)の
住人を裏窓から観察して、殺人事件と思える状況証拠から刑事に立証しようとしますが
本人に危機が迫ってしまいますが、車椅子なので逃げれないと言うサスペンスです。
後のモナコ公国の公妃になる、グレース・ケリーと、アメリカの良心とも言われる
ジェームズ・ステュアート人気の俳優をキャスティングしている事でも当時の
ヒッチコック作品が、ハリウッド・世界で勢いがあり絶頂期なのが解り、画面からも
感じ取る事が出来ます。
撮影的には、全編スタジオ撮影と言う極端な手法を使うヒッチコックらしい選択で
特に、この裏窓は救命艇とロープに並ぶ、ヒッチコックの中でも特異な撮影手法の映画です。
また特撮を普通に使う監督でもあり、当時最先端のブルーバックのマスク合成を
落下のシーンに使用しています。
勿論、毎回ヒッチコック自身が、どこかに出演しているオマケもあります。
2.おしゃれ泥棒
![]() JAN: 4988142442215 時間: 124 分 詳しく見る。 |
1966年11月12日・公開 監督 ウィリアム・ワイラー 脚本 ハリー・カーニッツ 製作 フレッド・コールマー 出演 オードリー・ヘプバーン ピーター・オトゥール 音楽 ジョン・ウィリアムズ 撮影 チャールズ・ラング |
ニセモノの絵画を描く贋作画家の父を持つ、オードリー・ヘプバーン演じるニコルと
ピーター・オトゥール演じる、おしゃれな泥棒デルモットが、美術館が本物だと
展示している「チェリーニのヴィーナス像」を科学鑑定にかけると言いだした事から
当時の最新のセキュリティの美術館から、「チェリーニのヴィーナス像」を盗み出す
為に、潜入してセキュリティや警備員に見つからずに「ニセモノ」を盗み出す…
取り返す、ある意味バカバカしいような真剣なサスペンスです。
オードリー・ヘプバーンの説明はいらないと思いますが、監督は黄昏や嵐ヶ丘
ベン・ハーのウィリアム・ワイラーで、アラビアのロレンスのピーター・オトゥールが
演じる主役に、ローマの休日後のヘプバーンが織りなすストーリーに
10数年後に、スターウォーズや、スピルバーグの映画音楽で有名になる
ジョン・ウィリアムズが、着ける音楽はサスペンスとコミカルな部分を盛り上げていて
後々の作品の音楽を知る映画ファンにもお奨めです。
3.ジョーズ
![]() ジョーズ [Blu-ray] JAN: 4988102158170 時間: 124 分 詳しく見る。 |
1975年12月6日・公開 監督 スティーヴン・スピルバーグ 脚本 ピーター・ベンチリー カール・ゴッドリーブ 音楽 ジョン・ウィリアムズ 撮影 ビル・バトラー |
ジョーズは、今でもサメ=ジョーズと言ってしまう程の影響を及ぼした映画で
本来はジョーズとは、顎(アゴ)の事で、上と下の顎の噛み合わせ状態の複数系(ズ)で
あって「サメ」では無いのですが…、この映画後にはサメ=ジョーズで
通じてしまうようになってしまいました。
人間は陸で、サメは海なので…よほど上手く見せないと成立しない題材を若いスピルバーグが
見事に演出していて、何よりも、徐々に徐々に少しずつ近ずいてくるジョーズを
ジョン・ウィリアムズの弦楽器で表現して、テンポを上げて来る事でサメ=危機が近ずいて来る
表現は、実際にサメでは不可能な表現を「映画」と言う表現で見せてい部分は
誰もが認める程の手腕で、その後のスティーヴン・スピルバーグの活躍や
ジョン・ウィリアムズの活躍に、一気に火を着けた作品です。
徐々に徐々に少しずつ近ずいてくる音響と、映像を駆使したサスペンスを存分に
味わって欲しい作品です。
4.知りすぎていた男
![]() JAN: 4988102137861 時間: 120 分 詳しく見る。 |
1956年7月26日・公開 監督 アルフレッド・ヒッチコック 脚本 ジョン・マイケル・ヘイズ アンガス・マクファイル 出演 ジェームズ・ステュアート ドリス・デイ 撮影 ロバート・バークス |
ヒッチコック自身の若い頃の作品「暗殺者の家」(1934年)のリメイク作品ですが
当然、「知りすぎていた男」の方が、予算、キャストなど全てに置いてアップグレード
されたハリウッド作品です。
クライマックスのアルバート・ホール(コンサート)で、演奏している
オーケストラの1回だけ叩シンバルの音に紛れて、狙撃すると言うサスペンスは
ただ、シンバルを構えるだけの画なのに見る者全てが息をのむシーンで
1つに集中させる運びは、ヒッチコックのサスペンスの神と言われる由縁で
まさに映画の手法でこその技に、今見ても関心するしか無いサスペンスの
描き方です。
また、作中でドリス・デイが歌う「ケ・セラ・セラ」は、見た事のある方は
何年経っても、知らずにクチずさんでしまう程に耳に残る名曲で
第29回アカデミー賞でも歌曲賞を受賞していて、CMや他のドラマ・映画でも
楽曲として使用される場合や、登場人物がクチずさんでいたりします。
5.ゼロ・グラビティ
![]() JAN 4548967356441 言語 英語, 日本語 字幕 日本語, 英語 詳しく見る。 |
2013年12月13日・公開 監督 アルフォンソ・キュアロン 脚本 アルフォンソ・キュアロン ホナス・キュアロン 製作総指揮 スティーヴン・ジョーンズ 出演 サンドラ・ブロック ジョージ・クルーニー 撮影 エマニュエル・ルベツキ |
この映画は宇宙が舞台のサスペンスで、ある意味SFとも言えますが
これがSFなら007もSFなくらい、当時~近未来の宇宙で起こりうる範囲での
フィクションのサスペンス映画です。
スペースシャトルの船外活動中に、宇宙のデブリ(ゴミ)が衝突し
1人が死亡、2人が宇宙空間に投げ出され、宇宙服の酸素が無くなっていくなど
「宇宙」と言う特殊な環境での、人間心理を描いたヒューマンサスペンスで
サスペンスとしては、選択されないフィールドで、宇宙モノとしては
選ばれないサスペンスと言うミックスを、見事にアルフォンソ・キュアロンが
1本のサスペンス映画に仕上げています。
ISS(国際宇宙ステーション)と言う狭いカメラ引きが使い難い
撮影場所で、俳優の芝居だけではなく火災が起きる様子までトライしていて
無重力と言う部分も含めて、作品を裏で支え味にもなっている部分が
絶体絶命な状況と、命の覚悟をして宇宙に上がって居る人間の心理に中での
サスペンスは見どころで、サンドラ・ブロックもジョージ・クルーニーも
宇宙に行ったことは無いと思いますし、見てる人の略全てに近い人も
宇宙には行って無くてもリアルに感じる芝居に、スピルバーグも2人に
言葉が出ないと称賛のコメントを出す程でした。
6.激突!
![]() JAN: 4988102324261 時間: 89 分 詳しく見る。 |
1973年1月13日・公開 監督 スティーヴン・スピルバーグ 原作・脚本 リチャード・マシスン 製作 ジョージ・エクスタイン 出演 デニス・ウィーバー 音楽 ビリー・ゴールデンバーグ 撮影 ジャック・A・マータ |
オリジナルテレビ映画(フィルム撮影)の74分が、好評なので劇場用に追加撮影し
90分に拡大編集して劇場公開した作品で、事実上のスティーヴン・スピルバーグの
*デビュー作とも言われる作品です。
*厳密にはテレビ映画「刑事コロンボ/構想の死角」と言われたり
完全劇場用作品の続・激突! カージャック(1974年)との説がある。
普通のセールスマンデニス・ウィーバーが、車でカリフォルニアへ向かう途中
荒野のハイウェイで大型トレーラーを追い越した事から、トレーラーが
追いかけ回してくるストーリーで、後のジョーズの迫りくる演出の手腕を既に
発揮していて、スピルバーグの18番の手法にしているのが解る名作です。
大型トレーラーを、怪獣のように見立て演出したそうで、ゴジラ好きな監督らしく
ラストの崖から落ちる場面には、ある意味おかしいのですが表現的なSEとして
恐竜の鳴き声(のSE)を、入れ混んでいるのも、後々恐竜の映画を撮る
スピルバーグらしい演出です。
また、大型トレーラーの運転手を探すシーンは、黒澤明映画のファンである監督が
野良犬のラストシーンを引用しているのも、隠れた見どころです。
7.オリエント急行殺人事件
![]() SPコレクターズ・エディション JAN: 4988102647377 時間: 128 分 詳しく見る。 |
1975年5月17日・公開 監督 シドニー・ルメット 脚本 ポール・デーン 原作 アガサ・クリスティ 出演 アルバート・フィニー イングリッド・バーグマン 撮影 ジェフリー・アンスワース |
私立探偵エルキュール・ポアロが、オリエント急行でロンドンに向かう車内で
刺殺死体が出て、犯人はオリエント急行の車内に居ると言う推理サスペンスとして
最も世界で有名な作品で、逆に作品からオリエント急行を認識している人も多い。
閉ざされた空間や雪を使った設定の中で、ポアロが乗客の過去やアリバイに
挑む様子は、今でも多くの探偵モノや推理作品の手本になる見せ方や
クライマックスへの展開を見せる作品です。
撮影的には、カメラ引きに厳しく多くの豪華俳優を狭いフレームに配置する
立ち位置と動きの流れや、重要なアクションのアングルが難しい作品ですが
とても上手く工夫している作品で、蒸気機関車や扉なども有効に使用しています。
大ヒットを記録した、もう1つの主役蒸気機関車の230G-353は今でも
フランス国鉄が整備して動態保存されている為、日本などの企業も宣伝などに
使用したり、世界中の鉄道ファン、アガサ・クリスティファン、映画ファンにも
愛され続けています。
8.ダ・ヴィンチ・コード
![]() 4K ULTRA HD + Blu-ray JAN: 4547462106742 時間: 149 分 詳しく見る。 |
2006年5月20日・公開 監督 ロン・ハワード 脚本 ダン・ブラウン アキヴァ・ゴールズマン 原作 ダン・ブラウン 出演 トム・ハンクス オドレイ・トトゥ ジャン・レノ・他 撮影 サルヴァトーレ・トティーノ |
原作では「すべて事実に基づいている。」としていますが…フィクションとして
扱われたり、認識されている作品で、イエスに関する部分は判明していない事が
在るので、学術的には事実と言い切れないのも…事実です。
映画としては、新しい視点のミステリーサスペンス映画として話題になり
世界中で興行的にも大ヒットした作品です。
ルーヴル美術館の内で館長の射殺体が発見されると言う、凄い掴みで始まり
ルーヴル美術館での撮影が、初めて許可されて行われた作品でもあり映像としても
意味が在る作品になっています。
ダヴィンチの暗号を解く部分や、絵の裏に隠された鍵、キリストに関する
史料部分の関連、ダ・ヴィンチ作品を通じての暗号(コード)の意味する部分を
映像で見せる推理サスペンスは、やはり新しいジャンルを感じる作品です。
9.氷の微笑
![]() JAN: 4988111153272 時間: 127 分 詳しく見る。 |
1992年6月6日・公開 監督 ポール・バーホーベン 脚本 ジョー・エスターハス 製作 アラン・マーシャル 出演 マイケル・ダグラス シャロン・ストーン・他 撮影 ヤン・デ・ボン |
この作品の原題は「Basic Instinct」直訳すれば「基本的な本能」と言う意味で
「氷の微笑」とは、ある意味関係なく、脚本段階ではベテランでスターの
マイケル・ダグラスが主演なのは、ある意味当然だったのは解ります。
ですが映像にしたら、主演はシャロン・ストーンと言う程に圧倒的な存在感と
その魅力から、取り調べ室のシーンは伝説的なシーンになってパロディも多く
産まれ、シャロン・ストーンの代表作になってしまいます。
その為、邦題は「氷の微笑」とされポスターなどは、シャロン・ストーン1人の
タイプが多くなってしまった程でした。
作品も全編シャロン・ストーン演じるキャサリンの大胆不敵なニュアンスが
引っ張って行く流れに、ストーリー以上に俳優間の表情に翻弄され、犯人の推理が
2の次になるようなサスペンスです。
その俳優の顔に、これだけ多くの影を落とした(作った)映画も珍しく
反射は、網状からの越しのライトを効果的に撮影したヤン・デ・ボンは
この作品後に「スピード」の映画監督として世界に知られる事になります。
10.逃亡者
![]() 言語: 英語, 日本語 JAN: 4548967018455 時間: 130 分 詳しく見る。 |
1993年9月11日・公開 監督 アンドリュー・デイヴィス 脚本 デヴィッド・トゥーヒー ジェブ・スチュアート 原案 デヴィッド・トゥーヒー 出演 ハリソン・フォード トミー・リー・ジョーンズ・他 撮影 マイケル・チャップマン |
逃亡と言うジャンルのサスペンスは、この前にも在りますが日本でもドラマや映画で
多く選択されるようになったキッカケの作品でもあります。
この映画は現実の冤罪事件をベースにした小説を原作にしているので、リアルな部分と
小説(脚色)部分との%は絶妙になっているので、ありえないような?気がしても…
なんとなくリアルに受け止めてしまう、サスペンス映画としては有利なベースが働きます。
ストーリーは、無実なのに死刑判決を受けて刑務所へ護送される途中に事故で
護送車が大破し、山の中だった為に逃亡出来てしまった事から始まります。
追う側には、日本ではCMで宇宙人として有名な若きトミー・リー・ジョーンズが
警部を演じて、第66回アカデミー助演男優賞を受賞し以後の活躍は御存知の通りで
ハリソン・フォードに負けない、冷静沈着な捜査官を演じているのも見どころです。
またロケ地の病院も、その後、大ヒットドラマ「ER緊急救命室」に使用され
有名なロケ地スポットになっています。