お薦め名画「男はつらいよ お帰り 寅さん」

2022年1月25日

映画銀幕パークジョージ松田です。

今回の御薦め名画は

男はつらいよ お帰り 寅さん

です。

「男はつらいよ」海外では

男はつらいよシリーズ22年ぶりの新作として

Tora-san(シリーズ)として
認識されています。
タイトル的には、毎回それぞれの
サブタイトルが考案されて付いて
いますけども、そこは日本と同じ
で…日本でも「寅さん」見た?
とか「寅さんの新作」と言う感じ
で、特にサブタイトルを言う事は
少なく通じてしまうのと変わらず

「Tora-san」で通じます。

「男はつらいよ」自体は

「It’s Tough Being a Man」
とも言ったり、書いたりもしますが

「男はつらいよ」は、日本人でも
解釈が、さまざまに受け取れるよう
になっているタイトルなので
難しいので、英語だと

「男であることは難しい」

と、なってしまっていて…
ニューハーフ的な意味にも
解釈出来てしまう事から…
見れば違うのは解るので

「Tora-san」として知られ
日本で人気のロングシリーズ
紹介されています。

そんな寅さん22年ぶりの
新作を、2019年当時の様子も
交えて書いてみたいと思います。

■22年ぶりの完全新作!

「男はつらいよ お帰り 寅さん」

「男はつらいよ 寅次郎
ハイビスカスの花 特別篇」
以来の
22年ぶりの完全新作として公開され話題になりました。

2019年10月28日開幕第32回
東京国際映画祭
でのオープニング
作品
としても上映されました。

映画のオープニングで、寅さん
主題歌サザンオールスターズ
桑田さんがカヴァーしている事も
大きな話題になりました。

映画を観ると…渥美清さんと違い
少し驚く部分です…

このオファーは、山田洋次監督
前から桑田さんのファンであり
桑田さんも寅さんが好きだった
事から実現しています。

■2019・新設定

この映画は、寅さんが居た後の
世界(柴又)なので、数年が経過しています。

柴又の帝釈天の参道の「くるまや」
が、カフェに替わっています。

ただ、その事の説明は特に無い
ので、あれ?と思う方も居ると思います。

「おいちゃん」事、車竜造と
車つねも、既に亡くなり仏壇
遺影が飾られているだけで
特別な説明はありません。

もっと触れられませんが
タコ社長こと桂梅太郎も亡くなり
裏の印刷工場アパートへと
替わってしまっています。

それも、裏口から少し見える
程度で、具体的な説明台詞などはありません。

満男結婚して、離婚し
が居るところから始まります。

■デジタル・エンドロール

50作目で噂になったのが…
寅さんCGで?と言う事は
基本的には在りません。

映像としては登場しますけども
新たにCGで作成した寅さん
演じるような事はありません。

ただ、この映画50作ある長い
シリーズの中で、初めて全編
デジタルHD撮影されていますが

それは、現在の多くの日本映画
や、ハリウッド映画と同じです。

また、最後の1本なのか?
唯一映画エンドロールがある
1本になっています。

■まとめ

正直に言えば、この映画
映画としては、充分面白い映画ですが

寅さんの面白さを求めて観る
には、少し違うニュアンス作品です。

この映画は、満男泉ちゃん
メインで、寅さんを偲んだり
懐かしむ中で、笑ったり、大変
だった想い出などをイメージ
出来る、寅さんファンへの
プレゼントのような、その後が
覗ける作品として楽しめる
通算第50作目映画ですので

寅さんファン、TORAさん好きで
未見の方は是非見て観てください。

今ならプレミアム会員無料でも視聴できますので
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*配信は予告なく変更する場合があります。
男はつらいよ お帰り 寅さん [Blu-ray]
時間 ‏: ‎1 時間 55 分
ASIN ‏ : ‎B086MYHXWG
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■作品データ

監督 山田洋次

脚本
山田洋次
朝原雄三

原作 山田洋次

製作 深澤宏

製作総指揮
迫本淳一
大谷信義

音楽
山本直純
山本純ノ介

主題歌 渥美清
桑田佳祐(オープニング)

撮影 近森眞史

編集
石井巌
石島一秀

制作会社 松竹撮影所東京スタジオ
製作会社 松竹

配給 松竹
公開 2019年12月27日
上映時間 116分
製作国 日本
興行収入14.7億円

■キャスト

車寅次郎:渥美清

諏訪さくら:倍賞千恵子

諏訪満男:吉岡秀隆
イズミ・ブルーナ(及川泉)後藤久美子
諏訪博:前田吟
高野節子:池脇千鶴
原礼子:夏木マリ
リリー:浅丘ルリ子

朱美:美保純
源公:佐藤蛾次郎
諏訪ユリ:桜田ひより

カフェくるまや店長・三平:北山雅康
編集長・飯田:カンニング竹山
書店の客:濱田マリ
出版社社員・山中:出川哲朗
ジャズ喫茶店長:松野太紀
ケアセンターの職員:林家たま平
噺家:立川志らく
窪田:小林稔侍
御前様:笹野高史
及川一男:橋爪功