ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド【感想・レビュー】

2021年7月24日

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
原題 Once Upon a Time in Hollywood
監督 クエンティン・タランティーノ
脚本 クエンティン・タランティーノ
出演  レオナルド・ディカプリオブラッド・ピット・他

映画銀幕パークジョージ・松田です。

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下の記事からはネタバレに成りますので注意してください。

*今回は更にラスト13分の前にもう1つ表示しています。

今回の映画は、
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・
ハリウッドです。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
オリジナル・サウンドトラック
JAN: 4547366417012
収録時間: 75 分
詳しく見る。

この映画は基本的には1969年
ハリウッドをメインに描いていますが
本当の俳優や作品も出て来たり
しますけども、年代がズレていたり
事実とは異なる内容も、あるので…
あくまで

1969年近くのハリウッドの雰囲気
描かれたフィクションです。

特に実在した女優のシャロン・テート
の事件を1つの柱にしていますが
これも実際の事件とは異なります。

ですがタランティーノ監督が意図的に
変えている理由も含めて、日本では
有名な事件では無いので、知らない方は
多少「シャロン・テート事件」を勉強
してから見るとラストの「ズレ」など
が解って、ラストの意味が解ると思います。

その辺りの詳しい「ズレ」は下
ネタバレ内で解説します。

ラスト13分の出来事は、予告や宣伝で
使用されているセールスコピーです
けども、ビジュアル的な要素なので
文字で知って置く方がいいかと思います。

また、この部分の解釈や理解も
シャロン・テート事件と言う現実に
あった事件を知って見るのと、知らず
に見るのとでは、見解が大きく異なる
と思いますので、是非・事件について
調べるかのネタバレで読んでから
見て欲しいと思います。



1.賞金稼ぎの掟の悪役

この映画は白黒の4:3の画面から始まります。
*この映画内のテレビ作品や古い内容は
演出でワイド画面では無く在ります。

レオナルド・ディカプリオ演じる
リック・ダルトン「賞金稼ぎの掟」
と言う西部劇のテレビ映画で売れて
いるスターで
そのスタントマンのブラッド・ピット
演じるクリフ・ブースと並んで
メイキング的なインタビューを
西部劇のオープンセットをバックに
2人座ってインタビューを受けます。

まだハリウッドでも、スタントマン
言う必要性や作品に置けるポジション
が雑で、知られて居ない事を、観客に
見せていますが…やや一般の方には
伝わり難いかもしれません。

ブラッド・ピット演じるクリフ
レオナルド・ディカプリオ演じる
ダルトン「ボス」と言うように
顔を出す俳優との、当時の格差
今よりも大きくあります。

更に2人は、アメリカがベトナム戦争
疲弊し、映画もハリウッドでもテレビ
やイタリア映画に押され、弱まって

いる時代の流れの中で
ダルトンも、また俳優として全盛期を
過ぎ、スタントマンのクリフも、戦争
から戻ってハリウッドの人間関係の中

で、上手く振舞えずに居ます。
でも何故か、ダルトンクリフ

不思議に馬が合う上下関係にあります。

映画看板のダルトンの顔のアップに

「タイトル」
Once Upon a Time in Hollywood

看板のアップは、ダルトンの駐車場に
切り取って立ててあり、そこから愛車
キャデラック・ドゥビル(3代目)
に乗って出かけます。

運転は、スタントマン兼付き人の
クリフですけども・・・ダルトン
事故して免停になっています。

戦争で疲弊した街には、ヒッピー
呼ばれる若者が多く路上に溢れています。
特に若い女性はヒッピーファッション
ですが、男性を買っている者もまでが
ヒッチハイカーを装って居ます。

2.プロデューサー・マーヴィン

2人は店のバーで、アル・パチーノ
演じるプロデューサーのマーヴィン・
シュワーズを待ちます。

マーヴィンは、やって来るとスタント
マンのクリフには挨拶を、そこそこに
ダルトンと2人別のテーブルに行き
ダルトンの過去の作品フィルムを昨日
も、自宅で数本見てきた事を話し
火炎放射器を使って、ナチスを攻撃
する場面は、自分で演じたのか?など
を聴きダルトンが演じる前に特訓を
受ける様子を紹介します。

プロデューサーのマーヴィン
ダルトンを気に行ってくれてはいますが
このままではダルトンの俳優人生が
危ない事を指摘します。

2人は店の外に出ると、ダルトン
ハッキリ自分でも解りかけていた
「落ち目」を指摘され、当たって居る
と泣き出します。

スタントマンのクリフは、顔の知れた
ダルトンを、かばって自分のかけていた
サングラスを、かけさせて、駐車場の
係に見られないようにクルマに乗せて
帰宅します。

3.隣人ロマン・ポランスキー監督

看板(自分の顔の部分だけ)の在る
駐車場にクルマを停めると、空港から
MGのオープンカーに女優のマーゴット
・ロビー演じる妻シャロン・テート
乗せて、売れっ子監督の
ロマン・ポランスキーが、自分の家の
隣(坂の上)の家にクルマで上がって
入って行くのを見ます。

今をときめく監督が、隣に引っ越して
来たので、チャンスがあるかも?と
ダルトンは少し元気になります。

スタントマンのクリフは、明日の朝の
時間を確認して、サングラスを返して
貰いキャデラック・ドゥビルの隣に
停めてある水色のボロボロの
カルマンギアに乗ってダルトン
豪邸を離れます。

4.スタントマン、クリフ・ブース

クリフのカルマンギアは、元々は
ワーゲンビートルと略同じエンジン
ですが、明らかに違う強力なエンジン

が載せてある凄い音がします。

つまり戦争から帰ったクリフは、肉体
も鍛えていますが、メカなどにも
詳しく起用な人物と言う事です。
やや解り難いですけども、後々解る
部分が出て来ます。

そのオープンのカルマンギア
1969年ハリウッドを走り抜けて
いきます。

街を抜けると、少し郊外にドライブ
インシアターが在り、その裏に続く道
カルマンギアで入って行き、キャン
ピングカーの側に停めて、クリフ
そのキャンピングカー(家)の中に
入って行きます。

愛犬ブランディに歓迎される、クリフ
は、ドッグフードの缶を開けて
ブランディの準備をします。
その間、じっと決まった位置で静かに
待たないとは貰えません。

つまり、かなり厳しくクリフの指示
的確に応えるように調教された関係で
ココではクリフボスです。

5.シャロン・テート

MGのオープンロマン・ポランスキー
監督と、妻のシャロン・テート
夜の豪邸で開かれるパーティ会場に
やって来ます。

シャロン・テートは、イエロー黒い
ブーツのへそ出しスタイルで踊ります。
*この黄色と黒と言うのも後に解る俳優
へのオマージュ的なカラーだと思います。

会場には、ハリウッドの著名人らが
居てスティーブ・マックイーンらも
来ていてます。

更にシャロン・テート元婚約者
ジェイ・セブリングも、会場に来て
いて…
噂では、監督とはすぐ分かれるので
近くに要ると言われているなど
ハリウッドの裏話も囁かれます。

一方、ダルトンはリールテープに
台詞を入れて、台本を見ながら明日の
撮影に備えますが、お酒を飲みながら
庭のプールに浮かびながらヘッドホン
で聴いて覚えています。

6.ブルース・リー

ダルトンクリフは、撮影所に来て
います。
ダルトンは、マーヴィンに衣装な
どの指示を受けて、これまでと違う
新しい悪役キャラを作るように
依頼されます。

一方クリフは、ダルトンの家の
テレビアンテナが壊れてしまった
ので、修理を頼まれ、屋根に上がり
修理します。

屋根から下の道に、ボロいクルマに
乗って居るヒッピーの男を見ます。

隣の家では、シャロン・テート
レコードを、かけて聴いています。

ダルトンは、使用人である付き人の
スタントマン・クリフを、何でも
喜んでやるからと売り込み頼みますが

グリーン・ホーネットの仕事に関連
してなど断っていましたが、個人的に
クリフ嫌いだと言う事を、ダルトン
に告げます。
でも…なんとか、クリフにスタントの
仕事を付けます。

そんな撮影所では、テレビ映画
グリーン・ホーネットに出演して人気
ブルース・リーが、格闘について
話していると、クリフは戦場で戦って
きた兵士なので、思わず笑ってしまい

2人は、2回地面に倒された負けで
ブルース・リーは手を使わないと言う
変則ルールで、決闘する事になります。

開始早々に、ブルース・リーの飛び
蹴りでクリフは倒されてしまいますが
次の攻撃で、ブルース・リーを受け止め
投げつけてブルース・リーを地面に
倒します。

ですが、その投げつけた青いクルマ
大きくへこんでしまいます。

そこに、ダルトンに頼まれ仕事を
与えたマーヴィンの妻が、レギュラー
出演のブルース・リーの身を心配し
止めに入ると

自分のクルマが大きく凹んでいるのを
見つけ、経緯や誰がやったのかなどは
聴かず、クリフにすぐ出て行くように
言いますが、運悪くマーヴィンも来て
クリフに同じ事を言い渡します。

これが、この時代のスタントマン
地位で扱いでもあります。

*グリーン・ホーネット
*実際の放送は1966年~1967年・日本は1997年。
なので、この時代にはブルース・リーはギリで
ハリウッドに居ても、グリーン・ホーネットは
放送も終了しています。

5.8歳の少女

ダルトンは、撮影所の待ち時間に
読んで過そうと、撮影していない
西部劇のオープンセットのデッキで
本を読んでいる少女に横に座って
いいか?と聴いて、隣のイスに
座って本を読みます。

すると少女に、本の内容を聴かれ
半分までの内容を話すと…、自分を
投影してしまい泣き崩れてしまいます。

少女は大人びた子役で、泣き崩れる
ダルトンを慰めます。

撮影所の違う場所で、ダルトンに映画
*大脱走の主演候補に残ったのは
本当か?と聴かれて
大脱走のオーディションの様子を
語ります。

あの衣装を着て、グローブを持った
大脱走の場面に居るダルトン…最も
チャンスが近ずいた瞬間であり
それを掴めなかった俳優と掴んだ
スティーブ・マックイーンと言う
ハリウッドの明暗をダルトン
想い出します。
*大脱走1963年・スティーブ・マックイーン
の代表作の1本。

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字幕: 日本語
詳しく見る。

本番が来て、ダルトンは酒場での撮影
を展開し、机で2人話すシーンで台詞が
出て来ない事が2回続いてしまい
カメラを止めて欲しいと撮影を中断
してしまいます。

*この辺りは日本の現状の撮影とも違いが
あって、ハリウッドは複数のカメラを、フィルムでも
廻していて、台詞のミスくらいは少し戻って
そのまま撮影しながら再開してしまいます。
シーンを撮りきると言う傾向にあるので
監督やスタッフは、そのまま続けてと言いますが
ダルトンが自分で自分を許せなく止めてしまいます。

控室に戻ったダルトンは、昨晩飲んで
覚えられなかったと、物に当たり
荒れますが…何とか、お酒も投げ捨て
自分を取り戻します。

シーン変って、あの8歳の子役
ダルトンが人質に取って交渉する
悪役丸出しのシーンを演じて
アドリブも入れの演技を披露し
監督に絶賛されます。

人質の子役の女の子を、突き飛ばした
のを、カット後に気使いますが
女の子は服の下にパットが入ってる
から大丈夫と、笑顔を浮かべて
ダルトンの芝居を褒めてくれます。

6.ヒッピーのプッシーキャット

一方、スタントマンのクリフ
ダルトンのクルマで走って居ると
前に2回程目が合ったヒッピーの少女
交差点で合い乗せる事になります。

通過するパトカーに、汚い言葉を浴び
せる少女は、警察へのダミーのヒッチ
ハイカーを装い、昔の西部劇の
オープンセット跡地の
「スパーン映画牧場」まで
乗せていってとクリフに言うと
クリフは、その場所を知って居る様子
で、乗せて行く事を承諾します。

移動中に、ヒッピーの少女プッシー
キャットは、アダルトなサービスは
どう?と
クリフに言いますが、18歳以上だと
証明できないならNOと断ります。

西部劇のオープンセット跡地に着くと
沢山のヒッピーの女性達が出て来て
みな注目しています。中には…
お客の男性と出て来て、キャデラック
で来るアロハの男(クリフ)を警戒し
珍しい様子で遠巻きに見て居ます。

そこは、クリフの古い友人のジョージ
の所有地でした。
ジョージは、奥の建物で昼寝をして
いると言うので、ヒッピーらの制止を
聴かずにクリフは建物の中に入り
寝ているジョージに会います。

ジョージは盲目になっていて、彼女達
が面倒を見ている反面、ジョージの
所有地で、客引きのような事や
ヒッピーの男性は馬で山岳地帯を
案内するなど、稼ぎを上げて
住み着いています。

ジョージは、クリフを知らないと
言いつつ・・・
尋ねて来てくれて嬉しいと言い帰します。

クリフが外に出ると、ダルトン
クルマのタイヤにナイフが刺さって
いてパンクさせられてしまっています。

犯人の男を見つけると、クリフ
スペアタイヤを出して交換するように
言いますが…
従わないので、数発殴りつけます。

クリフは、ダルトンのクルマにした
事が、絶対に許せない様子で、流れる
血を拭く事も認めずに、タイヤの交換
をするように命じます。

それを見たヒッピーの女性は
飛ばして、観光案内している仲間の
男を呼びに行きますけども、その男が
戻るとタイヤ交換は終わり、敷地から
キャデラックは出て行ってしまいます。

このタイヤ交換の時間は、異常に速いので
実際には、クリフが、もういいとか言って
自分で替えたようにも思えます。

メカにも起用なクリフで、ダルトン(ボス)
を思うクリフなら、知らない男にクルマの
重要なパーツを任せない気がします。

逆に、ダルトンクリフに仕事を
御願いし、それを駄目にしても
クリフを責めたりはしない
不思議な関係です。

ヒッピーの集団は
実際にはカルト集団と言う事に
なるようですが、映画では鮮明に
其の部分は描かれてはいません。

7.シャロン・テートの911

シャロン・テート黒のポルシェ911
乗って街を走って居ると
ヒッチハイクの女性が居て、彼女を
乗せて街中の映画館へ向かいます。

女性と別れ、映画館の前に来ると自分
が出演した作品が上映中で
ロビーカードやポスターを見て
チケット売り場に行くと
この映画に自分が出ていると言い
館長が、やってきて、無料で入れて
もらいます。

スクリーンを見ながらも自分の芝居の
反応を気にして、良い反応が起きると
喜びます。

そんな映画のシーンで、相手役を
キックして笑いを得るシーンがあります。

シャロン・テートは、廻りの観客を
見まわし喜びながら、ブルース・リー
にアクションを教えてもらった過去を
回想します。

一方、クリフヒッピーの少女から
ドラックを染み込ませたタバコを
買っていて、それをダルトンに話すが
ダルトンは拒否します。

クリフは、ダルトンの机のシガー
ケースの中にに、その1本を入れて
吸わないように言います。
*ベトナム戦争の戦地では、ドラックで
目の前の地獄の惨劇から逃避した。

8.マカロニ

ダルトンは、嫌がって居やイタリア
作品に出る事を承諾し、イタリアへと
飛びます。

飛行機(パンナム)の中でも、クリフ
はエコノミークラスに1人文句も
言わずに座ります。

イタリアで、マカロニウエスタン
スパイ映画に出演、クリフ
カースタントなどの仕事を少し貰います。

そんな中で、ダルトンイタリアの
女優フランチェスカに恋して結婚し
6ヵ月後にハリウッドに帰ってきます。

ロマン・ポランスキーと結婚した
シャロン・テートも、お腹が
大きくなっていました。

9.帰国したロス

空港からも沢山の荷物を積んで
ダルトンのクルマをクリフが運転して
あの家に帰ってきます。

ダルトンは、クリフに…もう妻も
要るので雇って置く余裕が無い事を
明かし、家も売却する予定だと話します。

2人の関係の終了です。

クリフは、何も文句を言わずに受け
入れて、ベストな選択だと褒めます。

クリフ愛犬ブランディは、今は
ダルトンの家に居るのでブランディ
夜の散歩に出かけて行きますが
その前に玄関先で…
あのドラックのたばこを吸います。

ダルトンは、ミキサーでドリンクを
作り、酔い始めたところに、1台の
ポンコツな車にヒッピーが乗って来て
ダルトンの駐車場に停まります。

エンジン音がうるさいので、ミキサー
の容器を持ちながら外に出て
ヒッピーに注意して、ノノシリ罵倒します。

クルマの中では、ヒッピーの1人が
手をかけていますが、ダルトンは酔って
いるのと、見えて無いので気ずきません。

ヒッピー達は、バックしてクルマを戻します。

が…通りに出た所で、クルマを停めて
ナイフとを持ち、殺してやると
ダルトンの家に歩いて向かいます。

ダルトンの家には、妻と酔った
ダルトンの2人しか居なくて、あの
スタントマンのクリフ犬の散歩中です。

ですが、4人のヒッピーの1人がナイフ
をクルマに忘れたと、取りに戻りますが…
怖くなり、そのままクルマに乗って
逃走してしまいます。

そこに帰宅したクリフは、鍵をかけずに
玄関ドアを閉め、愛犬ブランディ
缶ずめの餌を開けて、待ての姿勢を
キープさせています。
ただ、少し、あのタバコでラリってます。

その頃、クリフのボス、ダルトン
裏のプールに浮かんで飲んでいます。

10.ラスト13分

ココでモチーフになったシャロン・テート事件
の事を簡単に書いておきます。

シャロン・テートは、映画やテレビドラマ
でも人気の「じゃじゃ馬億万長者」や
「0011ナポレオン・ソロ 」に出演する
女優で、実際にロマン・ポランスキー監督と
結婚し妊娠し、当時26歳でしたけども
カルト信者らに刺され殺害されています。

ですが、この映画のシャロン・テート
リック・ダルトンの家の隣(坂の上)に
居て、入られるのはブルース・リーと
引き分けた?戦地から戻ったスタントマン
クリフと、愛犬ブランディの家に入って
来ます。

ブランディ餌の缶を手にしていると
銃を持った女性1人と、ナイフを持った
男女のヒッピー3人が入って来ます。

他に誰か居るのか?と聴くので奥に
1人と言います。
ヒッピーが奥から、ダルトンの妻を
引っ張ってきます。

ヒッピーが優勢に見えた、その時。

銃を持った女性に、クリフ餌の缶
顔面にメリこませ、銃は床に転がります。

愛犬ブランディに合図を送ると
男性のヒッピーの股間に
噛みつき、男性は悲鳴を上げます。

ダルトンの妻も、近くの女性ヒッピー
を、ぶっとばします。

顔面血だらけの女性ヒッピーは、銃を
拾ってダルトンプールの方に向かいます。

ダルトンプールに落ちるヒッピーは
多方面に発砲し錯乱しているのを見た
ダルトンは、プールから出て逃げたの
かち思っていたら…

あの火炎放射器を持って、戻って来て
プールに居る、ヒッピーを焼き払います。

丸こげになって浮かぶヒッピーの死体。

リビングでは、女性ヒッピーがクリフ
の腰のサイドにナイフを突き刺します。

それを見たクリフは、女の頭を持って
電話器(柱)に何度も顔面を打ち付け
顔面がグシャグシャになるほど
打ち付け殺します。

3人のヒッピーは、殺しに入りますが
3人とも殺されてしまいます。

パトカー救急車が来て、事情聴取が
行われ、クリフは救急車に乗せられます。

ダルトンは、自分や妻を刺されても
守ったクリフに感謝し、明日見舞いに
行く約束をして送り出します。

すると、騒がしい物音に起きてきた
ポランスキー監督の家?に居た
ジェイ・セブリング(元・婚約者)が

門からダルトンに、何があったんだと
聴いてきて
俳優のダルトンだよね?と気ずいて
意気投合したところに、シャロン・テート
当時の大きなインターホンスピーカー
から話て来て

一杯やりましょうと招待されます。

ダルトンは、よろこんで
ポルシェ911の停まる
シャロン・テートの家に、入って行きます。

END

おまけ

エンドクレジットに、ダルトン
タバコのレッド・アップルのCMをして
そのカット後の様子が流れます。

その監督は、
クエンティン・タランティーノ
自身です。

また音楽にテレビ・バットマンの曲が流れます。

まとめ

ラスト13分が、どんでん返しだと
思う方は
シャロン・テート事件を知って居て
シャロン・テートが殺されずに終わるから

どんでん返しなんですが、知らないと
残酷な返り討ちでしかありません。

これは映画でタランティーノ
人気番組にも出て居たシャロン・テート
お腹の中の子供共に殺害した事に対する怒りで
知らないと残酷なくらいの反撃に見え
ますが、知って居れば現実の方が
当然残酷なのでダルトンクリフ
犬のブランディを応援したくもなる
ストーリーです。

ただ、このラスト13分以外の
ハリウッドを忠実に再現した美術なども
充分楽しめます。

流れる当時の音楽なども、観客を当時に
タイムスリップさせてくれますので
いろいろな見方が出来る映画だと思います。

是非・シャロン・テート事件を知って
いろいろな見方で楽しんで貰えたらと思います。

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メイン・キャスト

リック・ダルトン レオナルド・ディカプリオ
クリフ・ブース ブラッド・ピット
シャロン・テート マーゴット・ロビー
ロマン・ポランスキー ラファル・ザビエルチャ
ジョージ・スパーン ブルース・ダーン
マーヴィン・シュワーズ アル・パチーノ
スティーブ・マックイーン ダミアン・ルイス
ジェームス・ステイシー ティモシー・オリファント
ウェイン・マウンダー ルーク・ペリー
ジェイ・セブリング エミール・ハーシュ
ブルース・リー マイク・モー
フランチェスカ・カプッチ ロレンツァ・イッツォ
プッシーキャット マーガレット・クアリー
ダフナ・ベン・コボ ダニエラ・ピック
レッド・アップルのCM監督 クエンティン・タランティーノ